唇がぱりぱりで、皮が薄く剥けた。 ぴりっとして、痛くて、現実を思い出した。
明日は学校に行かなくちゃ。 そろそろ返しそびれてたキューティーをえりに返さなきゃ。
時間。時間。時間。
今日はたっぷり眠ったけどまだ怠い。
塾で模試があったのに、気付いたら丁度終了時間だった。
誰かに人生を委ねてしまいたい。
明日はきっと荷物が重い。
よーへーと電車で偶然一緒に学校に行くことは二度とない。
逃避ばかり。
「認めろ。認めろ。認めろ。」と頭ん中がガンガンするよ。
なのに余裕があるらしいあたしには 誰かに頼ることができないらしい。
唇が、痛い。
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