あたしがどれほど叫んだって
ひびも入らない柔らかい卵
強さを湛えたコトバを肩に乗せたまま
ゆらゆらと躯を浸す
あたしの大好きな人は、罪を背負う。
あたしの愛する人は、哀しみに溺れる。
そして柔らかい殻に閉じこもって
膜を破ろうともせず
じっと膝を抱えて
外からの波音を呑み込んで
あなたの鼓動は聞こえないの
あなたは強く 弱く 静かに
愛をその柔らかい殻に
あたしの愛は全部食べてくれるのに
あなたは応えてはくれない
あたしの大好きな人は、優しく笑って
あたしの愛する人は、芯から愛を拒む
そして柔らかい殻に閉じこもって
膜を破ろうともせず
じっと膝を抱えて
眠りにつけないまま
何を想って泣くの?
あなたの殻の外であたしが祈るのは
殻を破って 立ち上がることじゃなくて
あたしの声に 応えてくれる あなたの声
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