スカビオサ。
いつか消える私から私へ。
私が恐れながら愛していた全ての色へ。
嘘と私を込めて。

2003年02月10日(月) 柔らかい罪。

あたしがどれほど叫んだって

ひびも入らない柔らかい卵

強さを湛えたコトバを肩に乗せたまま

ゆらゆらと躯を浸す



あたしの大好きな人は、罪を背負う。

あたしの愛する人は、哀しみに溺れる。

そして柔らかい殻に閉じこもって

膜を破ろうともせず

じっと膝を抱えて

外からの波音を呑み込んで

あなたの鼓動は聞こえないの



あなたは強く 弱く 静かに

愛をその柔らかい殻に

あたしの愛は全部食べてくれるのに

あなたは応えてはくれない



あたしの大好きな人は、優しく笑って

あたしの愛する人は、芯から愛を拒む

そして柔らかい殻に閉じこもって

膜を破ろうともせず

じっと膝を抱えて

眠りにつけないまま

何を想って泣くの?



あなたの殻の外であたしが祈るのは

殻を破って 立ち上がることじゃなくて

あたしの声に 応えてくれる あなたの声








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遠莉。 [MAIL]

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