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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
MAIL

2007年03月02日(金)
猫娘じゃないの?

 3月2日〜4日の旅行メモです。帰宅後、書いています。

 2日は一足お先に山陰入りして個人行動。飛行機がちょっと遅れ、朝9時ですけど米子空港に着いたときにはもう目当ての生活バスは出てしまっていた・・・・・・。次は一時間以上あとのようだったので、タクシーで境港へ。帰りのために列車の駅でおろしてもらいました。さあ観光スタート。

 ここ境港は水木しげるの故郷です。駅から水木しげる記念館までの商店街は「水木しげるロード」とされ、鬼太郎や目玉おやじをはじめとする妖怪の銅像が120体も並ぶ。という知識は持っていました。行ってみたらけっこう銅像小さいのが中心なのね。でもそのぶんじっくり見れるかも。




 ↑境港駅前で迎えてくれる、執筆中の水木くんと鬼太郎たち。これは大きい。
 それにしても町おこしでございます。水木ロードに沿って銅像やプレートが並んでるとか水木しげる記念館があるだけじゃなく、街灯も目玉。電車も鬼太郎絵。薬局で売ってる石鹸も妖怪石鹸。




 ↑水木しげる記念館近くにあったプレート。まるでしぇくしーポーズだったので(脇出してるし)写メールでmしゃんとpさんに送ったところ、「えむじかいきゃくしゃちょう!」という返事がきました。いや、ちょっと違うから。ひとさらいの鬼・・・・・・?

 水木しげる記念館は小じんまりしていたけどなかなか工夫していて楽しかったです。そして二階の展示で衝撃が! 鬼太郎や目玉おやじなどのプロフィール紹介があったのですが(目玉おやじが目玉になった秘密とか)、鬼太郎のところに

 配偶者:あり

 と書いてあったのです!
 しかもそれ以上の情報はないのです。とりあえず鬼太郎についてロクな知識がなかったわたしは驚いてその後10人くらいに話しましたが、みんなそんなことは知りませんでした。で、
「猫娘?」
と言うのでした。正解をご存じのかたいらしたらどうぞ教えてくださいませ。

 その後はタクシーの運転手さんに教えてもらった海辺の店を目指して歩き、時間余ってるからまずかーなーりさびしい「海とくらしの史料館」(目玉は体長3メートルのマンボウの剥製)を歩き(でもくらしのほうの押し雛とかはよかった)、ようようお店に入りました。境港は蟹の水揚げ量日本一だということでここは蟹を食べないといかん! でもひとりで焼き蟹いっぱいは無理だなあと今日のおすすめのカニグラタン・ホタルイカのしょうゆ漬・海老の味噌汁などをいただきました。

 もう一度米子空港へ。そこから無料送迎バス(一日一本なんだにゃ)で足立美術館へ。わたしひとりかと思いましたが、あとふたり乗り込んで午後1時半すぎ着。

 足立美術館は立志伝中の人物・足立全康が生誕の地に開いた広大な庭園(合衆国の日本庭園専門誌が選ぶ「日本一の庭園」に4年連続で選ばれてるそうです)のなかにあります。足立は木炭運び→炭の小売から事業を興したということですが、庭園に炭が埋めてあったり館内に炭のオブジェがあったり。
 とにかく日本画の傑作がいろいろあるよ、というあいまいな知識だけで尋ねたのですが、ちょっと間が悪かったかな。随一を誇る大観コレクション(常設、季節ごとなどで入れ換え)はもちろん見れましたが、大展示室は生誕120年の紫峰特集でした(これまで意識して見たことない。うまいとは思うけどそんなに好きじゃないな、線や色をもうすこし引き算してほしい)。あと魯山人とか河合寛次郎も別に好きじゃないのねえと思いました。

 すごいなと思ったのは展示のはじめごろにあった蒔絵コレクション! 急須に描かれた寿老人(だったと思う)、碁盤、硯箱、大箪笥まで、三回くらい見ました。あと季節にちなんでの「ぼたん」展もよかった。契月の構図、大観の「寒牡丹」の紫、華岳「牡丹図」の葉の自在な描写など。

 自慢の庭もちょうどお手入れ時期で、緑が輝く季節でもないし花も雪もないしでちょっと残念。この美術館をちゃんと味わうにはまた改めて来ないといけないみたいです。

 3時半の送迎バスで今度は安来駅へ。そこから松江に行きました。
 ホテルに荷物を置き、ちょっと寒いから着替えて県立美術館へ。バスに乗り遅れて、歩いていきました。でもお掘端とか歩けて楽しかった。電車のガード下にあったアニメ○ト的本屋さんでレジ係のひとのアニメ声にびっくりしながらも『ヴィンランド・サガ』4巻を購入しました。

 島根県立美術館は宍道湖畔にあります。3月からは「日没の30分後に閉館」ということで、6時32分だったかな? ちゃんと表示があるの。別の場所でも「今日の日の出・日没」という表示見かけました。宍道湖が生活の中心なんだな。

 おおっ東京で見そびれたルソー中心展覧会が!!
 と喜んだのもつかのま、9日からでごじゃった。まだシーズンオフなんだよね。こういうときに旅すると安かったりしますがこのようなハンデがあります。翌日行った出雲でも新設の古代出雲歴史博物館は10日オープンであった。

 でも常設展示(5室)はなかなか工夫してて面白かった。思いがけずじゃくちゅーさんの「鶏図」にも会えたし。其一の「流れに千鳥図」もよかったし。写真展示ではずっと島根で暮らしたという写真家・植田正治すごいなあと思いました。昭和20年の鳥取砂丘での写真連作とか。それから、フランスの写真家ベルナール・フォコンの描く不気味な世界とか。マネキンがお誕生会やってたりして、そのなかにふらっと生身の男の子がひとりだけまぎれこんでるの。

 展望デッキに行ってみましたがガスってて宍道湖の日没はあんまり楽しめませんでした。閉館まぎわに出、観光用ループバス・レイクラインに乗って駅近くで降り、駅でもらったグルメガイドに載ってたお店に入りました。飲み屋さん系でカウンターにひとり、ちょっとドキドキよ。
 いやー食べました。お食事セットでメインはかれいのから揚げ。お造りの白魚とかおいしかったな。おばんざい的な煮物などの盛り合わせも出ました。カウンター係のおばあちゃんが一生懸命かまってくれて、最後は干菓子と抹茶をごちそうになりました。松江は茶どころでもあり、家でも気軽にお茶をたてて飲むそうです。あ、お酒は地元の玉鋼(たまはがね)を一合。

 夜は仕事しようかなーなんて思っていたのですが、やっぱり飲んだから眠い。さっさと寝てしまいました。