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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
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2006年03月05日(日)
10数年来の雪だって

 朝6時起床。まだ雪は降り続いていました。そんなにはげしいものじゃないんだけど、これでまる一日以上になります。7時に食堂へ。窓からの景色がこれ。




 40センチくらい積もっているでしょうか?
 来たときと同じくタクシーを使うつもりだったのですが、カフェの日本人スタッフのアドバイスもあって電車にすることに。出勤時には10分遅れくらいだったということと、フロントで調べたら空の便は通常通りだということからです。

 7時45分くらいに出ました。鉄道駅はすぐそこに見えます。20メートルくらいかな。しかし積雪のなかトランクをひっぱっていくのは予想外にたいへんでした。駅に着いた! と思ったらエスカレータは登り運行のみだったし。ごめんね〜とがっこんがっこん一段ずつ落としました。

 ホームに着くと人影はまばら。いつもは「○分後に×号線▲行き」というのが何行にもわたって映っている画面には、てんでよくわからないドイツ語が数行。すごく遅れているよというのかな・・・・・・まあ、ほかにも待ってるひとはいるし。と15分くらい待ったところで、ホームにおりてきた年配の女性がわたしたちに近づいてきました。

「この掲示は読めますか?」(英語で)
「ぜんぜんわかりません」
「市外へ行く列車は全部運休と書いてあるのよ。あなたたち空港へ行くんでしょう」
「はい。タクシーのほうがいいですか」
「電車はいつ動くかわからないからそのほうがいいです。案内してあげるから」

 というわけでまた地上へ(今回は登りエスカレータに乗れましたが)。通り掛かる車はまばら、タクシーはちらほら・・・・・・ですがお客を乗せていたり(ここで気付いたんだけどドイツではお客がひとりの場合は助手席に乗るみたい)、わたしたちはタクシー乗り場で待っていたのにその15メートル前に立たれて横取りされたり。やっと止まってくれた一台はもう営業を終える、そんなに遠くは行きたくない。と、自身もタクシーを探していたあの女性を乗せて走り去りました。

 さてー、どうする? だいたい飛行機動いてんの? と空港に電話するとわたしたちの乗る便は正常通りの予定とのこと。とにかく行かねばならぬ。
 結局、外に立って10分〜15分くらいでなんとか乗せてくれるタクシーが見つかりました。のろのろ運転で空港へ。しかしながら来たときより微妙に安かったのはなんでなんだろうか。49.70ユーロでした。しかも空港に行くことによる上乗せもありませんでした(空港から乗ったときにはあった)。
 
 空港も大混乱でした。掲示板にはキャンセルとか遅延の文字がちらほらと。ドイツ国内のフランクフルト行きなども駄目です。でもほぼ2時間後出発予定のわたしたちの便についてはなにも言ってないからな、とにかく並ぶか。しかし問題はウィーン→成田なのです。乗り継ぎには1時間半しか余裕がありません。ホテルを出る前にネットで調べたオーストリア航空の成田カウンター? の番号は呼び出せどもぜんぜん取ってもらえないし、ミュンヘン→ウィーンはルフトハンザとの共同運行でつまりルフトハンザがやっててカウンターないし、ウィーンに電話したら「とにかく早く乗せてもらえ」しか言わないし。

 1時間後にやっとチェックインできました。荷物ちょっと増えたと思っていたけど18.5キロでした。やっぱりこのスーツケースは軽いや。さて免税手続きを・・・・・・と税関に行くと、
「ここ(チェックイン前にも来れる)で確認した品物はスーツケースで直接目的地に行くんじゃないといけないんだ。なかでもやってくれるからそっちへ」と言われました。うーん、国によって違うよねえ。詳しくは書きませんがスペインともイタリアとも違います。ついでに免税開始額も、ドイツは25ユーロ(ガイドブック調べ。今回いろいろ違っていたので全幅の信頼はおけないかも)でスペインはたしか90。去年行ったフランスは125だか135だかでびっくりでした。

 そんなわけでとにかく待合室方面へ。警官らしいひとに税関の場所を聞くと、
「EUの最終出国がオーストリアならばそこでやってもらいなさい」
「でも乗り継ぎの時間がなさそうなんです」
「・・・・・・なら、上でやってみたら」
 しかし[上]というのはまず出国手続きをしないといけないのでした。つまり、これからシェンゲン条約締結国以外に行くひと向きの手続きです。ウィーンの場合は違います。
 そんなわけであきらめて、搭乗時刻まであと20分しかないよー、と急いで免税店へ。友人はワインを、わたしはチョコを買いました。

 で、当然のごとく遅れました。11:05発がまず11:30発に直り、でも手続きがはじまったのは20分ごろで、しかも飛行機まではバスで10分くらいかかりました。結局離陸したのは12時40分、予定ではウィーンまでは1時間5分(しかしスチュワーデスさんのものすごく訛りの強い案内に、「40」という数が出てきたのでなんとなく期待)。次の飛行機は13:40発なんだな。

 もうここで気をもんでもしょうがないよね。
 じつはこの友人と海外に行くのは3回目。2回目の香港はまったく問題なしでしたが、1回目はお金がなくてうっかりアエロフロートにしてしまったばっかりに、帰国時にアエロフロートだけがなぜか一日運休になってしまい(説明はたしか「フランスが領空を飛ぶ許可をくれない」だった)マドリッドの空港でほぼ一日暮らししかもモスクワでホテルに[連行]され、一日以上遅れで帰国になったのでした。ウィーンで一泊することになっても、友人は今は働いてないしわたしも火曜日までは休み取ってあるからなんとかなるよね。さすがにソビエト連邦時代のモスクワと違って[連行]&[監禁(状態)]じゃないよね。と、延泊ならまたそれもよし。と話しあいました。

 しかし飛行機はほんとうに40分でウィーンに着いてしまったのだった。時は13:20。間にあうかもしれない。走りました。ウィーン空港はちいさいから楽よと行きの飛行機で隣になった女性が言っていたよなあ・・・・・・。出国手続きのところもほとんどひとはいず、とにかく搭乗口に着くと搭乗中でした。よかった。免税は・・・・・・しかたない、もういいや。ガイドブックには[どうしても手続きができなかった場合はドイツ大使館で代行してもらうことも]と書いてあったし、だいたい今回たいした買い物してないし。

 でも結局、この飛行機も遅れたのでした。ウィーンも雪だったし。でもたぶん5センチくらいだったけど。離陸は約1時間遅れでした。順番が詰まってるとこで滑走路をのろのろ走ってる時間が長かったなあ。わたしたちは一番後ろの席でした。まあこれはこれで、後ろのひとに気兼ねなく座席を倒したりできるからいいよね。

 というわけでなんとか旅も終わりそうです。さて、スーツケースはどうなる?

・・・・・

 暇な時間に今回の旅を総括してみました。とりあえず南ドイツの一部限定の話だけど。

・ごはん
 全体としておいしかった。わりと豚肉が多かった。昼御飯など、「今日の一皿」はあるけど(日替わりなども)あくまでもその料理単独で、コース設定はしないみたいだった。なのでわたしたちは飲み物+メイン一皿がふつう。パンは朝しか食べなかった。野菜はどうしても足りない。じゃがいもとザワークラウトはあったけど黄緑色野菜がね。ニンジンも、売ってるのは見たがほとんど出てこなかった。ホテルの朝食ブッフェにはだいたいトマトとキュウリがあった。どっちも大味。

 パン、おいしかった。ライ麦のとか日本ではそんなに食べたいとも思わないしおいしいともあんまり思わないんだけど、やっぱりその土地で食べるからかな。ケーキはふつう。甘すぎじゃなかった。

 ビール(友人談)も。ワインはドイツのなかでは辛口認定のフランケンワインを飲んでいたのですが、やっぱりちょっと甘かったかな。わたしは辛口のほうが好きです。そしてワインの[ふつうの一杯]が210mlなのはちょっと多かったな。

 コーヒー(友人談)は日本と同じくらいの濃さ。おいしい。
 ミネラルウォーターはガスいりが主流。ガスなしのでよく見たのはVittel。フランスじゃないですか。一度ドイツのとおぼしきものがでてきたが、なしで頼んだのになんか酸味があった。
 紅茶は基本的にティーバッグ。ポットサービスでも。あ、非常にプロっぽい接客のおにいさんがいたミュンヘンのアルテ・ピナコテーク(古典絵画館)のカフェレストランには、ずらっと茶葉の缶が並んでた。そしてティーバッグのところでもほぼ緑茶(のパック)が選択肢にはいってるのはびっくり。スペインはもちろん、たぶん去年のフランスでもなかったこと。

・ドイツ人は
 1)思ってたより大きくなかった。南ドイツだからか。
 2)別に物静かじゃなかった。南だからか。
 3)思ったより英語できなかった。
 4)こどもはかわいかったけど、大人にはべつに目をひかれなかった。友人は[他の国よりもイケメンとか美人が全面に出てるポスターのたぐいが少ない]と言っていた。  

・環境大国なので
 1)おじさんもよくエコバッグ。でもスーパーで買い物すると、聞きもせずに買い物袋に入れてくれる。まあこれはわたしたちが外国人だからか。
 2)高級ホテルでも身体&髪用シャンプーが所定の容器にはいっているだけ。上からつぎたしていくらしい。ほかに、一応石鹸はある。歯ブラシセットなんかはもちろんなし。ただしローテンブルクは個別の使い捨てシャンプーがあった。これはきっと、日本人がたくさん泊まるホテルだからだと思う。
 3)道端の分別ゴミ箱には色ごとに三種の[ガラス]があった。さすがにホテルのゴミなんかは分別とは言われてませんでした。

・美術館でよく警報が鳴る気がする。しかも音が大きい。
 タイトルなどは基本的にドイツ語のみ。一枚一枚の解説とかあんまりないんだなあ。

・寒い外気から遮断するためか? 扉がすごーく重いことがある。
 なのに「引いてください、自動です」などがある。つまり最初の「むううん」は自分でやって数センチ開ける。するとそのあとは自動になる。・・・・・・所定のボタンに触れると自動的に開くじゃ駄目ですか?

・ほかの国のホテルでは見た記憶がないんだけど、今回泊まった三つのホテル全部であったこと。
 →毛布(というか上掛け)は四つに畳んでベッドの上に置かれている。なんでなんでしょう。ベッドカバーがない。