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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
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2005年02月13日(日)
トレド再訪

 九時にホテルをでてバスを乗りつぎ、スペインの古都・奈良とは姉妹都市のトレドに行ってきました。
 最初のバスは普通の市バスです。日曜日朝九時なんてまず街路にひとかげまばらだもんね、ほとんど貸切状態でした。そんなわけで運転手さんとちょっと話したり、回数券の改札機など車内の写真を撮ったりしほうだいでした。

 トレドまでは南バスターミナルから直行で小一時間です。あいかわらずねむねむなわたしは目を閉じていましたがスペインは初めてに等しい同行者は写真もときどき撮っていたようです。

 十一時前にトレドのターミナルに着き、まずはたまたま一緒になった日本人の女の子二人と共同でタクシーに乗って展望台から市の全景を見ました。




 そして旧市街の中心ソコドベール広場へ。女の子たちとはそこで別れ、さあ出発です。
 1−サント・トメ教会の壁画、エル・グレコの「オルガス伯の埋葬」。トレドに来たらまずはこの絵。
 2−日曜日は無料、というのにひかれてシナゴーグ(ユダヤ教徒にとってもっとも重要な「集会所」)へ。ここはセファルデイ(十五世紀末に現在のスペインから追われて世界に散っていったユダヤ人の総称)博物館を兼ねています。展示品ももちろんですがシナゴーグそのものも独特の美があり、今まで来たことがなかったのを後悔しました。
 3−トレドに現存するもうひとつのユダヤ集会所、サンタ・マリーア・ラ・ブランカ。ここはその後にキリスト教徒が改悪した爪あとがくっきりしてて残念。
 4−サン・フアン・デ・ロス・レジェス教会。こちらは十五世紀末から十六世紀のキリスト教建築。ここを建立したイサベル女王とフェルナンド王のイニシャルや紋章があしらわれた回廊などチャーミング。
 5−ふと入った陶器の店で母への土産を買いました。鳥のモチーフの飾り皿です。
 6−カテドラル近くのレストランで食事。わが友ミシュランで推薦されていたお店です。子羊おいしかったなあ。
 7−カテドラル見学。ここに限らず、今日は今まで経験したことがないほどトレドはすいていました。有料の場所なんてわたしたちふたりだけのことも。おかげでのんびり。
 8−カテドラル近くでの特別展、トレドゆかりの画家たちや題材を集めていました。サン・イルデフォンソという聖人がトレドで聖職を勤めていたことがあるそうですが、学識豊かなだけでなく熱心に聖母信仰を進めたその功績に報いて、ある日聖母が顕現され天使たちに縫わせた衣をくだされたという言い伝えがあるそうです。同じモチーフの絵が何枚もあって、そうするとどんなにまじめでもなんとなくおかしみがあるんだなあ。

 そしてバスターミナルまで歩き、往路とは逆に帰りました。

 前日の深夜からの高層ビル火災の影響は直接はありません。現場を通る地下鉄やもぐってる近郊電車が運休することによる振り替え輸送→このへんにも波及というのはありそうですが。

 やっぱり一日出るとほかはなにもできません。
 そしてあいかわらず拍手は開けないしー。