ああ、今日は結局寝たり起きたりで暮らしてしまいました。晴れたから猫たちもうっとりねんねだったし。 昨日にひきつづいていろんな曲を聴いてみる。現代音楽はあんまり聴かないのだけどメシアンは好きです。今回、外国で買ったCD収録曲の題名の日本語訳を調べるためにサイトをすこしめぐってみたんですけど、「鳥のカタログ」には惹かれるなあ。三枚組で「キバシガラス」「ニシコウライウグイス」「イソヒヨドリ」などが続きます。 それで思いだしたのは、大江の『洪水はわが魂に及び』です(ここで大江のファンサイトを発見してしばらく読んでしまったーーー)。主人公大木勇魚(いさな。もちろん本名ではなく、新生活をはじめるにあたって、『白鯨』にインスピレーションを得て自分でつけなおした名前だったと思う)の息子のジン。ジンは外界との接触チャンネルが極端に狭いこどもなのですが、鳥の声が大好きで、カセットへの録音も「ルリカケス、ですよ」(鳥の名称はうろおぼえ)などとおごそかに、けっして間違えることなく聞きわけるのです。
大江は「好き」というとすこしちがうかもしれないし、全部読んでいるわけではないけれど、影響は受けたと思う作家です。タイトルも好き。『洪水はわが魂に及び』はもちろん、『”雨の木”(レイン・ツリー)を聴く女たち』、『新しい人よ目覚めよ』、『河馬に噛まれる』、『万延元年のフットボール』・・・・・・ひょっとして、こういうタイトルの好みが涵養されたのも大江の影響かもしれない。 けっして読みやすい文章ではなくて、でもその文章によりそって、えっちらおっちらと、漕いでゆくように山道を登るようにゆっくりと進めていくと、だいたいの場合どこかでちがう景色に遭遇する。そういう感じ。だからわたしにとっては読みとばしのできない作家です。 昨年の『憂い顔の童子』は、それまでもほかの作家の小説や詩、ことばを出発点にして世界を語ることをしてきた大江が『ドン・キホーテ』的な生きかたを描いていることから読んでみましたが、やはり重く、ときに滑稽でかなしく、最後はちょっとぽかーんとしました。
たぶん、「本によって生きる」「生かされる」というところがなにか共通するんじゃないかな。だって、”こんな本とか映画とか”なんてタイトルつけてしまいましたが映画鑑賞率の低い、とにかく本を買った(そしてときには、読んだ)話ばっかりだし。
そんなわけで、またのんびりしてしまいました。 メシアン特集のほかはスペイン系音楽特集を作ってみようかと。ピアソラほかで。 昼食後カウントダウン番組を流していて、やっぱり「夢物語」は一生懸命見てしまったよー。字幕が出るから。すこし前だとOrange Range「上海ハニー」とかYoshii Lovinsonの"TALI"が好きでした。
「ユニコーンの恋人」は進展してません。まずい。 あにおとと〜を考えようとして、あくまのふたごネタにシフトしてしまったヤバイ脳。
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