ひさしぶりにのぞいたあるサイトの日記にけっこうむっときてどうしようかと思いつつ出勤、しかし歩いていると新鮮な酸素が入ってくるし昨日からの楽しいクロロ嫁入り話(かなりまちがってる)の妄想にスイッチしました。 しかも、会議の時間をまちがえて覚えていて覚悟していたより二時間早く放免されたから余計に気分が浮上。大きい会議だったからけっこうノートも進んで(ダメダメじゃん)、この日記書いたらまた原稿に戻ります。
本屋に寄って買ったのが ・逢坂みえこ『火消し屋小町』3巻。 親子の情、微妙な距離感なんかうまいなあ。主人公の南夏子は消防士なんですけど、当然父親はそんな娘の職業には文句大あり。あるエピソードの〆、夏子の上司のセリフですが 「君のお父さんは寂しいだろう。/けど決して不幸じゃない」というのが心に残りました。 親はこどもを守りたい、守れると思いたい。でも子供はそんな心配とか気負いに後ろ足で砂かけて大人になり自分の足で走っていく。そんなときの親の気持ちです。 あと、夏子が子供のころに離婚して家をでた母との思い出もよかった。
・大谷晃『大阪学・文学編』。 谷崎とか川端とか秋成とかいう名前が後ろに並んでてひかれて買ったけど失敗。だってひとつひとつのエッセーが短すぎる。ぱらぱら読んだくらい。
・村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』 わたしは村上のいい読者じゃないけれど、文庫になるとわりあい読んでいます。でも最近のものはわりとごぶさたでした(好きなのは『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』、『羊をめぐる冒険』あたり)。 あの阪神淡路大震災のあとにかかれた連作です。六本の短編が収録されています。ここにでてくるひとびとは直接的な被災者ではないけれど、あの日にぱっくりと口をあけていろいろなひとの命も生活も呑み込んだ暗黒をじぶんのなかにもかかえている。 冒頭の「UFOが釧路に下りる」からラストの「蜂蜜パイ」まで、読み終わってみるとはっきりとひとつの道が見える。虚無と当惑から祈りと決意へと至る道。「蜂蜜パイ」のラストにじんときたりして。 さあ、明日はおやすみになったからちょっとだけ遅く起きて上野にいきましょう。 ウィンスロップ・コレクションとウィーン美術史美術館の展覧会をみて、それからジムにいこうと思っています。寝る前の読書はラファエル前派の研究書にしようか。
じゃ、すこしBlue Roseがんばります。
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