度々旅
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2002年12月31日(火) エンピツ

 大好きなものが、今年もたくさん増えた。私の周りのすべてに感謝。去年の今頃は、スタート地点にも立てず、ただただ崖っぷちにいる気持ちばかりで、周りに対する感謝と、愛情に欠けていたような気もする。でも、崖っぷちだと思っていたのは、私が勝手に思っていただけだ。崖から落ちたところで、終わりになってしまうことはない。崖から落ちたら、また新しい場が開けるのだから。崖を上っても、そこから落ちても、常に場は開けているはずなのだから。

 過去の場でも、新しい場でも、そこで得たものを、ぱくぱく食べ、力にして前に進みたいと思う。それが、本当に前なのかは関係ない。私が前だと思えば前なのだから。

 何よりも、私自身が「思う」ことが大切なのだ。だって、これは私の道なのだから。ただ、できる限り人を傷つけない、そういう道を歩きたいとは思う。でも、きっと、大好きなたくさんのものを傷つけながら、歩いている私。傷つけながらも、この道でしか歩けない私。人を傷つけてしまってまで作った道だから、私は責任を持って歩かなければならない。

 毎年毎年、年の初めには予想もつかないようなことがやってくる。この予想もつかないことが、私自身には、とても素晴らしいものとなる。もともと完成予定図などない、私が描く大きな絵は、一本のエンピツで描いているにも関わらず、ふとしたはずみでひいた一本の線によって、次にエンピツの先を置く場所が決まったりする。それが、毎回楽しい。何ができるんだろう。どんな絵を私は描こうとしているんだろう。自分に対し、わくわくする。あまりにも大きな画用紙は、どこまで続いているのかわからないから、時々前に描いた線を見て、あれ、この線邪魔だなと思う。けれど、もうそれは消せない。ただ、その線をいかにして生かすか、生かさなければと、時々昔の線に夢中になる。

 そうやって、何かの刺激で、広い画用紙の新しいところに出て行っては、戻ってきてのくりかえしだ。エンピツで書いた線という、私の生きている道は、そうやって絵を完成させている。そのエンピツで、たくさんの大好きなものを描いていきたい。大好きな線ができると同時に、好きではなくなってしまう線を、大好きな線で飲み込んで、新しい絵にしてあげたい。

 たくさんの大好きなものが、今年も増えた。愛しいたくさんの人とものに、感謝を。感謝の気持ちを抱えることができる、今の私の平和なときが、世界にも訪れることを祈りつつ。

 みなさまも、大好きが増えますように。来年もお付き合いをお願いいたします。


こげんき |MAILBBS

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