度々旅
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2002年10月11日(金) 象がやってきた

 上野動物園にタイから新しい象がやって来た。アティ(太陽)とウタイ(日の出)だ。たしか、今いる上野動物園のインド象の名は、アーシャとダーヤ。今ではこの二匹も、あの狭い柵の中で、だい〜ぶ、疲れたかんじ。

 私は、無類の象好きで、象を見ているだけで幸せになる。インド象だろうが、アフリカ象だろうが、関係ない。あの円らな瞳を見ていると、もうなんとも言えん気持ち。自分の象好きに気付く前から、無意識のうちに粘土細工も、絵も、工作も、全部象だった。アフリカにいる象達は、群れをつくっている。父親象は別行動なので、母親象が中心の群れ。お年頃のメス象に、オス象がアプローチしてくると、そのメス象以外は離れて、交尾の様子を遠くから見守る。象ってあの大きさから個人行動のように見えるが、違うということを知って、ますます好きになったの10年以上前。

 一時期、落ち込むたんびに、上野動物園の象に会いに行っていた。もっぱら、今では死んでしまったジャンボという象と向かいあっていた。その頃のジャンボは既に疲れきっていて、一時間以上同じ位置で、同じ左右運動をしているような状態だった。そんなジャンボが死んだ時は、悲しくて悲しくて、かなり落ち込んだ。死ぬ前にも一度会いたかったよと。

 多摩動物園の象は、園内の奥の方にいる。象に会うために急いでも15分は、坂をガシガシ上らないと会えない。そして、上野動物園に比べ、緑に囲まれている象は柵の向こうに小さな象社会ができており、あまり人間のことを気にせず過ごしている。そのためか、象と向かい合うというかんじではなく、なんとなく彼らと仲良しになる雰囲気ではない。まぁ、象と仲良しになるってのも、私の勝手な感じ方なのだけれど。

 そういや、上野動物園も長いことご無沙汰。ウタイとアティに会いに、行かねば。ああ、新しい象がやって来た!嬉しいなぁ。仲良しになりたいなぁ。


こげんき |MAILBBS

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