度々旅
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寝る時に、テレビをつけたままで寝ることが多い。聞きながら寝るわけではなく、なんとなく、小さな明かりと小さな音があると安心するからだ。そういう時は、だいたいの場合NHKだ。
NHKで、深夜番組をやっていない時、音楽とともにいろいろな映像が流れる。それを見るのが結構好きで、ぼ〜っと見続けて、寝れなくなってしまうことも多い。
その中で、深夜3時ごろからかしら。ある時代の音楽を流して、その時の映像を流すというものがある。これが、なかなか面白い。そして、ちょっと切なくなる。昨日は80年代シリーズで、映像は500円硬貨発行や、消費税導入の様子だ。そうかぁ、そんな昔のことだったのかなどと思う。この映像を見ていて、服装や化粧を観察するのも面白い。どう見ても、バブルの頃の映像は恥ずかしいかんじ。でも、70年代はかっこいいなぁと思ってしまう。この感覚も、今だから感じるのでしょうか。
自分の生まれた頃や、自分が生まれる前の映像を見ると、父や母の若き頃の姿を思い浮かべ、彼らはこの時、何を感じていたのだろうかと思う。そして、彼らのその頃の年齢に段々近づいている私を振り返ってみたり。。私が知らない時の彼らが、その映像の中で笑っている若者にかぶさり、彼らにもこういう笑顔があったのだろうと思うと共に、私が知っている彼らは、滅多にこんな笑顔を見せないことに寂しくなる。そして、笑顔を作り出してあげることの出来ない自分を、少し悔やんだりする。
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