Fly Me To The Moon

Fly Me To The Moon MIDI

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ダブルイメージ  2003年08月29日(金)


都心から私鉄で南に向かう。
車両は空いていたので、一番端をえらんで腰をおろした。

夏の疲れもあって少しウトウトしていたと思う。
ふと首をもたげ車両をみわたすと、
向こう側のシート、ちょっと左斜めにわたしが座っている。


一瞬だけど・・・自分を見た。
よく見るとあちらもこっちを見て呆然としている様子。


やっと飲み込めた。


あゝ・・・また彼女だ。


「なぁ〜んだ、びっくりした! いちこ!?」



それはこっちの台詞であって、驚かせないでよ、まったく・・・・。
彼女は、友人の久美江さんだ。彼女とは、雑踏の中でもけっこう遇う。
というか、自分と似ているのでよく目に留まるのかもしれない。


まだ梅雨が明けない雨の日、道玄坂を下っていて
ガラス越しにビルの中を覗こうと足を止めたとき


そこにジーンズにブラックのカットソー姿のわたしを見た。


向こうは傘はさしていないが、片手に携帯をもって話をしていた。
目があって、お互い驚きのあまりしばらく声もでなかった。


「どうして、ここに?」


そう言いながらあわてて携帯をたたむ彼女。


ちょっとした用事と返答しながら思ったのは・・・

彼女はわたしなのかもしれない。
それともわたしが彼女なのか・・・


彼女のご主人も、わたしと彼女が似ていると言う。
わたしの夫は、そうでもないといっているけど・・・ね。


遠い世界にいるわけじゃなく、
すぐ近くにいて、ときどきこんな驚かせ方をする存在。
そんな存在も、あっていいのかもしれない・・・。

それは、ほんの一瞬だけど・・・
自分を見たと思う瞬間、異次元を体験できる。


そして、






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