むつのピアノは17時から。 そして授業は15時までなので、 まぁー、とりあえず暫く教室で遊んだりしゃべっていたりしても どうにか間に合う時間。
最近は16時には帰って来ることが多いので (とはいえ遅いが…) 帰ってきて、学校の話をしながら軽くおやつを食べて、 1回ずつ課題の曲を弾いて、 支度をして、行くとちょうど良い時間。 ・・・。
が。
今日、むつの帰宅がそもそも16時半を過ぎていた。 「遅かったねー、心配したよ!」と出迎えた。 本当に、こんなに遅いのは滅多にないので、途中まで迎えに行こうか…と、 思ったところに帰ってきたからだ。
ただ、今日の6時間目は環境美化活動で、遅いこともあるとはわかっていた。 だから「心配したよ!」というフレーズになったのだが。
「・・・大変だったんだよ」
むつにしては少し不機嫌。 あれ?どうした?
「大変だったんだから」
そうかー、そうだねー、大変だったね。 じゃあ少しのんびりしてから行こうか、 どうする?1回ずつ弾く? と聞くと、返事もしないでのろのろとピアノの前に。
あらら、どうしたんだろう?
先週、先々週はあまりピアノの練習をしていなかった。 だから行くのも気が重かったと思うのだが、今週はかなりきちんと練習している。 ということは、ピアノが嫌とかではなくて、学校でなにかあった・・・?
むつはそういうことを私が聞くのをとても嫌がる。 それを誰かや先生に話すと思って嫌がるらしい。
私は、子どもに聞いたことを(基本的に)許可無く他のママさんや先生に話さない。 もしも問題があるのであれば、出来るだけ子ども自身が解決出来るように、 本人が友達や先生に相談するべき、と思うから。
何度もそれを言っているのだが、どうもむつはそれを信用しないんだか、 そもそもの性質としてあまりそう言う話をしないのか、のんほど私に 色んな話をしない。 特に自分にとって「都合が悪い」と思う話しは。
どうした?なにかあった?ととりあえず聞いたが、 「なんにもないよ」とこれまた不機嫌。 うーん、まあいいや。この子は無理に聞いても逆効果だ。
と思いながら自転車を出していると、 ぽろぽろ泣き出した。
ええええっ。ど、どうした? 「いきたくない」 えええっ。ピアノに行きたくないと言う。 「あたまがいたい」
えええ。そんなことひと言も言ってなかったじゃないか。
うーーーーーん。
練習出来てないから嫌だと思うの?今週はちゃんと出来ているじゃない、と言うと 「そうじゃない、そうじゃないけど、今日は嫌なの」と言う。
うーーーーーん。
ああ、もう練習の時間だ。 いつも開始5分前に着くようにしているから、先生も心配するだろう。 とりあえず行こう、先生に話をしてあげようか? お母ちゃんも一緒に言ってあげるから、というとようやく「うん」と。
どうしたんだろう??
本当に頭が痛い? 学校で何かあった? 嫌なこと? それとも本当にピアノが嫌になった?
いろんな疑問を持ちながら、教室へ。
いつもの時間になっても行かないから、先生が玄関にいて待っていてくれた。
とりあえず、余分なことを言うとまたむつのプライドを刺激しそうだから、 学校で遅くなったこと、頭が痛いと言っていることを手短に言うと、 「もし良かったらお母様ご一緒に」と教室に入ることを勧めてくれた。 もしも頭が痛かったりしたら、すぐに一緒に帰れるでしょうと笑顔で勧めてくださる。
むつに「どうする?」と聞くと、「いっしょにいて」という。
一度戻って、夕食の支度をするのが常なのだが…今日はもう仕方ない。
むつと一緒に40分。
弾いているうちにだんだん元気になって、 練習の最後の音符のききとりの時には笑顔も出た。
帰り道はすっかり普通。 家に戻ったら、まったくいつもと変わらない様子。
・・・・・・・。 なんだったんだろう?
こう言う時、のんならぺらぺら話をするんだろうけれど。 むつの方が難しい。
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