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Nekomar's Diary

2007年05月29日(火) 時間が足りない

くどいほど書いていることではあるが、のんは毎日公園に行く。

帰宅すると、まずトイレに行く。手を洗う、うがいをする。
私に連絡帳を出して、そのまま宿題をする。
外に飛び出していく。

この間、約5〜8分。宿題が少し長くかかった時で、約10分。

そして、公園でたっぷり遊び、帰宅するのは17時過ぎ。

私はその時間、夕食の支度をしている。
18時に夕食、済んだら風呂。
20時には就寝。


どう考えても、私とのんがゆっくり話をする時間が、無い。
いや、のん自身が、ゆっくり話をする雰囲気になる時間が、無いのだ。

コミュニケーションの時間がないばかりではなく、
最近、困ったことがおきてきた。

のんが、早く遊びに行きたくて、慌てるあまり、
宿題の仕方が、乱暴なのだ。

見ると、確かに答えは合っている。
でも。だがしかし。
これは、私が先生だったら読めないふりをして×をつけてやろうか、と
思うほどの字である。

特に算数、数字の時。
あまりにもひどくて、「0」が「6」に見えたり、
「9」が「7」だか「4」に見えたりするのは、
これはあんまりひどいよ、と言うと、
面倒そうにエンピツで付け足すように書いて終わりにしてしまう。

いいのか?これで、先生は○をくださるのか??


今日の宿題のプリントは、算数の引き算、筆算だった。
筆算を実際にしてみる欄があったのだが、
線の引き方も乱暴。
数字はさらに。
大きさもまちまち。

ひとつは書き直しさせたのだが、もうムッとしてしまい、ろくに返事もしない。
やっとひとつ書き殴って、そのまま飛びだして行ってしまった。

夜。寝る間際、のんを呼び寄せ、もう一度プリントを見せる。
これはあなたが先生に見せる、一番良い字なのか?と聞く。
もっと丁寧に書くことが出来るんじゃないかしら、と言う。

……うーーん。
ここまで書いて、自分の言い方にも反省。
もっと上手い言い方、持っていきかたはなかったか。

ただ、とにかくのんはだんまり。
「この字で先生に『見てください』って出しても大丈夫?」
と聞いた時だけ、かろうじて少し頷いた。

そうか。うーーーーーん。
まぁ確かに、私の認識と、先生や子どもの認識には差があるかもしれない。
でも。だがしかし。

じゃあ、とりあえずこれは今日、このままにして明日提出しよう、と
いうことになる。

のんが布団に横になる。
「明日はもうちょっと丁寧に書こうね」という話をしようと思って、
横に行く。

のんの顔をじっと見る。

のんが、あまりにも幼い8歳の顔で、ムッとしているのを見て、
思わず笑ってしまった。
「なに?」と言うので「可愛いねえ」と言うと、
にっこり笑った。

そこから、しばらく学校の話をしてくれた。
今日はどんなことをしたか。
先生に、どんなことを褒められたか。
係でなにをしていて、なにが大変なのか。
少人数制で、算数は先生が二人制で教えてくださるのだが、
担任の先生でない方の先生は、どんな教え方をするのか。どんな先生か。

驚くほど、饒舌に、のんが40分もたっぷり話してくれた。

「のんの話をもっとたくさん聞きたいよ、たまには遊びに行かないで
 お母ちゃんと話をしようよ」
と言うと、またにっこり笑った。


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