HOME


Nekomar's Diary

2007年02月07日(水) 授業参観

残念ながら、本日、石はまだ産まれず。
とりあえず、痛み止め必携、
温めた方が痛みを和らげると聞いたので、腰には貼るカイロ。

そんな感じで、とりあえず通常通りの生活。


のんの授業参観である。
「フリー参観」という、何時間目を見てもOKという方式で、
それこそ地域の人が来てもOK。
給食を見てもOK。

今回はとりあえず、1時間目から行ってみた。
国語、生活、体育、国語(朗読)、給食、算数という時間割。

いろいろ書きたいことはあるけれど、
なによりも。
4時間目の国語の時間、非常にショックを受けた。

のんの隣はSくんという男の子。
実はこの子、…こういう書き方は良くないが、まぁ…要チェック人物。
4月の最初からかなり目立つ子で、
授業中、先生の話に茶々を入れるなどはお手の物。
怒られても、なんとも思わない。
立たされても、ふざけている。

まぁ、・・・男の子で、クラスに1人は居るかしら、と思うような子。

ただ、のんは「面白いんだよ」と笑いながらSくんの話をしたり
行事の時にSくんと並ぶと、Sくんがふざけて体を傾けているのを
直してやったり、一緒に笑っていたりしたので、
ああ、そういうタイプなのか…と思っていた。

すると、4時間目。
詩集を出して、声に出して読む時間があった。
Sくん、詩集も、ノートも、なにも机に出していない。
先生から配られたプリントのみ。

のんは順番が終わり、他の子の読むページを見ていたら、
横からSくんが詩集をとった。

えっ。

Sくん、と、のんがたしなめるように言うのだが、
Sくんは平気な顔でその詩集を丸めて後ろの子とのぞいてみたり、
パラパラとめくったり。

のんが取り返すか…?と思ったら、
のんはあきらめたように、プリントや他のものを見ている。

確かに、あの場で詩集が必要な状態ではなかった。
でも、それでいいのか?
「見せて」というわけでなく、人のものをとるか?

しかも、参観日。しかも、私は横の列にいたので、Sくんの隣の位置。

本読みに来ている時にも何度も話をしているから、
私がのんの母親だと、彼は知っている。

知っていて、やっているのだ。
ここまでで、かなり私は怒っていた。
のんがいつ「返して」というか、と私は待っていた。
気配を感じたのか、ちらり、と、のんが私の顔を見る。

するとさらにSくんは、のんの机に手を入れて、ハサミを出す。
ハサミ?ハサミなんて、必要ないはず。
そして、のんのハサミを私に見せる、Sくん。

なんだこいつ。

もうガマンならん。
ちょうど他の子が発表に出たりして、ざわついている時間のタイミングで、
「あんた、ちょっといいかげんにしなさいよ」
と、低い声で言い、ハサミを取り上げ、のんに渡した。

いやはや。
賛否両論、あろう行動かと思います。
本当は、厳密に言えば、
授業時間中は先生の監督下にあるわけですから、
親が口を出すのはマズイのだと思います。
しかも、脅かすような口調をするのはさらに悪いと思います。

でも、それでも、私は「怒っているのだ」と彼に伝えたかった。


帰ってきたのんに、話を聞く。

どうやら、今までに何度かあるらしい。
ただ、教科書(今回の場合、詩集)を取られたのは初めてだと。
いつもは色鉛筆、ハサミなどだという。

「どうして『返して』って言わないの」
と聞いたら、
「授業中だから。それに、黙ってると返してくれるから」
などという、
のんの言葉と思えないほど消極的な発言。
あと、休み時間になると(とったものを)置いたまま席を離れるから、
そのスキにしまうのだそうだ。

そんな!!バカな話!!

とにかく、のんには
「自分のものを取られたら、いや!と大きな声で言いなさい。
 なにも言わないから、いいと思ってされるんだよ」
「先生が聞こえるくらいに、『いや!!やめて!』と言いなさい」
と言う。

うん、わかった、と頷く、のん。

先生にきちんと話をしなさい、というと、
それはできないという。
それなら、連絡帳に書こうか、と言ったら「書いて」というので、
書くことにした。

とりあえず、今日の、私の目で見た様子を。
「先生はどのようにお考えになりますか、
 そして、子どもにどのようにさせたらよいと思いますか」
とした。

先生から、どんな返答があるだろう。
そして、のんはどうするだろう。

こりゃ、石どころじゃないよ。


 < 過去  INDEX  未来 >


まー [HOMEPAGE]