雨の月曜日。 さ、寒い・・・! ああ、これからしばらくはこんな日が続くようになるんだなぁ。 今年はポカポカ陽気が続いていたから、すっかり寒さを忘れていた。
のんに、分厚い方のジャンバーを出してやる。 長靴を履いていくか、どうするかとか、 玄関に出て、ドアを開けても傘を持っていないことに気付かない、 相変わらずののんに声をかけたりして、送り出す。
むつも、普段の上着よりも長めのものを出して、バスを待つ。
そして、下校時間近く。 午前中出かけたりしていたので、珍しく午後に掃除をしていたら、 のんの机の横に袋が。
・・・・・。 上履き入れだ。 あーあ。上履き忘れていっちゃったよ。
下校の頃は雨も上がっていて、 案の定、上着を学校に忘れて元気よく帰ってくる、のん。
学校に忘れていくぶんには良いけれど、(ホントは良くないけど) うちに上履きがあったわよ、とのんに言うと、 「届けてよー」 などと言う。
バカ言うんじゃないわよ、届けるわけ無いでしょ、と とりあえず軽く一喝。
「上履きが無くて、どうしたの?」と聞く。
実は先日、のんは上履きのサイズを1サイズ大きくした。 その時に、先生に1サイズ小さい方を学校に寄付してくださいと 言われたと言って、履かなくなったものを持っていった。
「(その上履きが)職員室にあって、ちょうど良かったから借りたのよ」 と、満足げに言う、のん。
・・・うん、まぁね。 上履き忘れごときで、メソメソして困るような性質じゃないのは よく知っているけれど。
雨の日は、学校に着いてからランドセルを拭けるようにタオルを持たせる。 タオル、干しておきなさいよ、と言うと、 「ああ、上履き借りに行ったり、いろいろ忙しくて拭かなかったの、 そしたらさぁ、すっかり乾いちゃってた!」
と、これまた得意気に言う、のん。 そ、そう・・・。それはよかったね。
…良かったのか?
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