やっと朝から太陽が出ているーー! …でも、「暑い」と言うにはまだ及ばない気温。 うーーん・・・。今年はもう「冷夏」といえるのでは。 これから暑くなるのでしょうか?
さて、でもこれから気温が上がるのを予測できる天気。 これなら!と、のんもはりきってプールへ。
私としてはいろいろ考えたけれど、 結局のんは「プールがきらい」なわけではないし、 「学校のプールに行きたくない」わけでもない。 ただ単に「寒くてツライ」ということなのだから、 それほど気にしなくてもいいのかもしれない。
願わくば。もうちょっと体重が増えて、 もうちょっと女の子らしくお肉がつきますように。 そうしたらきっと、寒くないんじゃないかな〜、などと思ってみたりする。
のんが8時20分に家を出てしまうと、 むつは私と2人きり。
「おちゃんぽ、いこうか!おかいもの、いこうか!」 などと張り切るが、とりあえずまだ8時半なので、店は開いていない。 洗濯も、掃除もしたいし。
そんな話をしているウチに、あっという間に10時。 「ほら、もうすぐのんの帰ってくる時間だよ」 と教えると、 「そとでまってる!」と、玄関を飛び出す、むつ。 玄関のドアを開けて、るるらら〜、と歌いながら待つ。
待つ。・・・待つ。
でも、のんが一向に上がってこない。(とはいえ10分くらい) 「まだーー?」と、むつが3回目くらいに言った頃、 エントランスからのインターホンが鳴る。(マンションはオートロックなので)
「のんだけど、いまね!下で、セミとってるの!まだとってるから! あそんでていいでしょ?いいよね?!」
後ろで、同じマンションの1年生らしい声。
「ダメです。一度荷物を置きにいらっしゃい」 「・・・はーい」
エレベーターの前で待つと、Mちゃん、Aちゃんとそれぞれのママさん、 そしてのん。 Mちゃん、Aちゃんのママさんは例によって迎えに出ていて、 お子さん達と一緒に帰ってきた。
どうやらエントランスのところの木にセミが居て、 みんなでそれをとろう、どうしよう、とれるか?!などと遊んでいたらしい。 私がのんを一喝したので、Mちゃんのママ、Aちゃんのママにも 恐縮されてしまった。 いやいや、すみません。でもね、やっぱりね、ルールとして、ね。
Mちゃんのお家から持ってきたという虫かごに、ミンミンゼミが1匹。 女の子ばかりで、「どうする?」「誰のお家で飼う?」などと相談している。
いや、セミは短い命だから。よく見たら逃がしてあげようよ、と言うと 一同に賛成をしてもらい、そういうことになったのだが、 私以外、(ママたちも含めて)誰もセミに触れないことが判明。
あなたたち、捕まえてドウシヨウと思ってたのよ。
結局、私が掴んで虫かごから出して、とりあえず子どもたちに観察を。
私が持っていると、女の子でも安心するらしい。 「ちょっと触らせて」などと、頭を触ってみたりする。
無事にみんなが触った後、 災難にあった哀れなセミを木につかまらせて、さようならをする。
今年の夏は短いぞ。 セミよ、もうつかまるなよ。
それからのん、真っ直ぐ帰っていらっしゃい。
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