雨の月曜日。 月曜日は、荷物がたくさんあるので出来れば晴れて欲しいのだが。
でもありがたいことに、子どもたちは元気。 長靴を履いて、傘をさして、園バスを待つ。
本日、幼稚園では「10月のお誕生日会」。 のんは5月に経験済みなのだが、 むつはまだまだ、1月中旬まで待たないとならない。
お誕生会はいつも決まっている。 それぞれのクラスの出し物があり、 お誕生月の子がイス取りゲームをして、 ひとりひとり、お祝いを受けとる。
マイクの前に、お誕生月の子が出てきて、 「○○くみの、○○○○です、○歳になりました!」 と大きな声で言う。 みんな拍手して、先生からお誕生日プレゼントをもらい、 先生に抱っこしてもらって記念撮影をするのだ。
むつ。 当然の事ながら、ものすごく憧れている。
「むちゃんや、まだかなーー」 と、お誕生会のあった時はいつも言う。
帰宅して、2人で遊んでいる時、のんが「お誕生会ゴッコ」を提案した。 出し物は、のんとむつのクラス、それぞれ今日披露したもの。 なぜか、のんはむつのクラスの出し物の歌を知っていて、 振り付けも知っていて、一緒に歌って踊っていた。
…いや、「今日見たから」と言われれば当然なのだが、 それ以上に…なにか、むつのクラスにのんが入り浸り、 一緒に教わっていたりする気がして仕方ない……。
誕生日ごっこの出し物が済むと、 今度は「はーい、むつちゃん、おいで〜」と、のん先生が呼ぶ。
「○○くみの、○○むつ でちゅ!よんちゃいに、なりまちた!!」
オモチャのマイクに向かって、大きな声で言う、むつ。 満足そうだ。
すっかり4歳の気分らしい。 いや、まだまだだよ。 せめて、「4ちゃい」じゃなくて、「4さい」っていえるようになってね。
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