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Nekomar's Diary

2005年09月27日(火) やさしくしてね

むつのクラスに、Lくんと言う男の子がいる。
私が何度か園の参観日などで見る限りでは、
特に「暴れん坊」とか目立つ感じではなく、普通の感じの男の子なのだが…。

どうも、むつの事が気になるらしい。

1学期の頃から、時折
「Lくんと手を繋いだらひっぱられて、ころんじゃったの」
「Lくんがここのところひっぱったの」
などと、むつが言っていた。

特に跡が残るほどのケガをするわけでもないし、
むつもよたよたしているから、
まぁ、そんなこともあるだろうと特に気にしていなかった。
「まぁー、そう、やーねー。ひっぱらないで、って言いなよ」
などと軽くむつに言ったりしていた。

すると2学期に入ってから、どうも連日、なにかしらしてくるらしい。
「Lくんがくびのところつかんだの」
「Lくんがおしたから、むちゃん、ころんじゃった」

ふーーーん。
どうも、ひときわ小さくて(確かにむつはクラスの中で一番小さい)
よたよたしていて、しかも先生と手を繋いでいたりするむつを
かまってみたいのか。

「やぁねぇー。ぶつかったのなら仕方ないけど、わざとしてるの?」
と聞くと、うん、と言う。

「…それはきっと、Lくんはむつのこと好きなんだよ。
 好きだから、手を繋いだりしたいんだよ。
 今度むつはさ『好きなら、もっとやさしくしてちょうだい』って、
 Lくんに言ったらいいよ」

と、私が言い終わるやいなや、
のんが、
「うん!そうなんだよね、だからのんちゃんもそういったんだよ!」
と話に入ってきた。

・・・?
なぬ?なんですと??

のんに事情聴取。

・・・どうやら。
今日、午前中にむつがLくんに転ばされた。
昨日も、その前もやられているのを見ていたのんは、
年長クラスの、のんのお友だちの女の子4人くらい連れて、
Lくんの所に行った、と言う。

「!!!なに?!○○ちゃんと、○○ちゃんと、みんなでLくん囲んだの?!」
と私が叫ぶと、
「ううん、ちがうよ、
 ○○ちゃんたちは、むつちゃんをこっちで守ってあげてたの、
 Lくんとのんが2人でお話ししたの」

・・・ホッ。
仁義は通しているらしい。
……って、そうじゃなくてーー!!

とにかく、その年長クラスの女の子たちが、むつのことを守り(ってどんな?)
のんがLくんに説教したらしい。

のん曰く、
「そしたらLくん『わかった』って言ってね、
 その後はむつちゃんのことひっぱったりイジワルしなかったよ」

・・・・・・・・・。


頼もしい…のか?
いやいやいや。
ああ、Lくんのママから、ウチに電話がかかってきたら、どうしよう・・・。


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