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Nekomar's Diary

2005年08月29日(月) 始業式の朝

新学期の朝。
むつを起こすと、泣き出した。

原因は、わかっている。
でも、とぼけてそれについて触れず、
「あら、泣いてないでご飯食べな〜」

のんはすでにさっさとご飯を終わらせて、洗面所に向かう。
むつだけが、布団の上で泣いている。

「ご飯食べて、元気に行っておいで」
と言ったとたん、むつが言う。

「よーちえん、いかないーーー
 おかあちゃん、すきだから、
 もっとおかあちゃんといたいのよーーー」

あらあらあら、ありがとう、嬉しいわ。
でも行かないとね。

あっさりと言い、椅子に座らせる。
こういう場合、決してむつの機嫌をとったり「どうする?」なんていう
態度をとってはいけない!!と思っているし、
まぁ、今日の様子はある程度…予想していたような、していないような…。

食器を下げたり、片づけたりしている私を、
時折見ては「うへーーーーん」と泣くむつ。

仕方ない、今日くらいはね、と洗面、着替えを手伝う。
「明日は、自分で元気にしようね」
と言うと、うん、うんと頷きながらまた
「でも、おかあちゃんといっちょにいたいのーーー」と泣く。

楽しい夏休みを過ごしたんだねぇ。良かったねぇ。

ただ、泣きながら支度を終えたら諦め(?)もついたのか、
のんと並んで座ってETVをみながら、ふんふん♪と鼻歌。
「はい、いくよー」と声をかけると
自分でカバンを背負い、帽子を被って、
玄関にスタスタと行って靴を履いた。

玄関から出なくて、引きずって出るようなことは今までにない。
そう考えると、「ホントに行きたくないわけじゃないんだな・・・」と
思ったり。
ただ、ちょっと甘えて、ちょっと私に声をかけてもらいたいんだろうなぁ。


帰ってきた2人。
すっかり笑顔で、ホクホク帰ってきた。
先生から、旅行のお土産で飴を1つずつもらったという。
あら、まぁ。

始業式の日は、部屋で「夏休みに何をしたか」を
ひとりずつ発表する事になっている。

「むちゃんやねぇ、さんりよ、ぴろろーらんどにいきまちた、って
 みんなにいったよ。
 みんなが、ぱちぱちぱちって、してくれたよ!」

ふふふ。良かったねぇ。

ちなみに、のんの報告によると、
「のんちゃんが、むつちゃんと遊ぼうと思って部屋に行ったらね、
 爪かじってて、ちっとも外に出てこなくってさ。
 それなのに始業式の時には『のんちゃーーん!』って手を振るのよ」
だそうで。


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