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Nekomar's Diary

2005年01月17日(月) むつ、勧誘される

やっと晴れた月曜日。

土日は結局雨で、あまりに寒く、
結局近くの本屋に遊びに行っただけで終わってしまったので、
ストレスたまり気味だったのか、
のん、青空のような笑顔で幼稚園バスに乗り込む。

座席に着いてから、私に向かってにこやかに手を振る、のん。
いいねぇ。幼稚園が楽しいってコトは、重要だ。

さてと・・・。たまった洗濯物を片づけて、よし、それでは散歩に出よう。
以前も同じようなことを書いたのだが、
むつは「散歩」と言っても、公園などに行きたがらない。
たとえ公園の脇を通って、私が「遊んでいく?」と聞いてもふるふると首を振る。

「どこに行きたい?」と聞くと、最近は決まって、
「よーかどー!!」

・・・。
そんなわけで、いつものスタイル、むつはバギーを押しながら
ヨーカドーへ。
靴から始まり、オモチャや文具などを見て店内を一通りまわり、
一度トイレに行き、
地下で食料品と、簡単な駄菓子を何かひとつ買って、帰宅。

買い物もすむし、今の季節公園も寒いので、
オトナとしてはありがたいコースなのだが、それでいいのか、むつ。

…今日、ヨーカドーの店内で幼児教室の体験をさせていた。
机と椅子を出して、パズルなどをいくつも並べて、
子どもにやらせながら、親の勧誘をするヤツである。
ちょうど春と秋にあわせて「入会」とするために、
今の時期と夏の終わり頃に、毎日のように「体験」ののぼりが立つ。

残念なことに、私は一切そう言う類のところに通わせる気はないのだが、
のんは今のむつくらいの時、非常にそれをやりたがった。
簡単なパズルをいくつも完成させ、褒めてもらえることと、
最後に「ご褒美」として折り紙で折った何かをもらえることが、
とても嬉しかったらしい。

むつと私が食料品売り場に行くために、エスカレーターを待っていると、
そのうしろで体験の机が出ていた。

ちょうど2人ほどの先生が暇にしていて、
むつが「アレは何?」と言った風に振り向くと、
「あら♪いらっしゃいー!あそびましょうー!」と声がかかった。
2人の先生が、口々に誘う。
「パズルあるわよ!やってみない?」
「いっしょに遊べる?」

…文章にすると何やら怪しい呼び込みのようだが、否。
そうではなくて、とても穏やかに、優しく、慣れた調子で呼んでくださったのだが。
肝心のむつ。

目をそらして、見なかったフリをする。
体が、極端に違う方向に曲がっているので、明らかに避けている。

とりあえず聞いてみる。「むつ、パズルだって。やってみる?」
私の方だけを見て、ううん、と首を振った。
微かに笑ってはいるが、緊張の極地の表情。
あらあらあら。

そうかぁ。こういうのは、苦手なんだね。ふふふ。


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