むつの食欲に関しては、 今までに数回この日記に書いているところではあるのだが。 (最近では1/12日付日記「大食漢」)
ふと思う。 気にしていると、本当はそんなに「すごい!」と言うほどではないのに、 そう見えてしまうことが、人間にはある。 怖い映画なんだ、怖いんだ…と思いながら見ていると、 別になんてこと無い演出に飛び上がってしまったり。
そうか、むつの食欲も、そうかもしれない。 と、一瞬思ったりするのだが。 ・・・否。 それこそが、思い違いである。
朝から、パクパク。よく入るものだ。 最近、箸を使いたがり、案外使える…というほどでもないか、 つかめて、口に入れることもたまにあるようになってきた。 ものすごく集中するらしく、彼女の中の「食べたい」気持ちと、 「箸を使いたい」気持ちが葛藤しているのがよくわかる。
ぐ………っ、と指に力を入れて、口元に運ぼうとして、 ものすごく近くまで届いたところでぽろりと落ちる。 でもまたトライ。 ぐっっ………。 ぽ、ぽろ・・・。 今度は少しだけ口にはいる。
ほーーっ。溜息。
「こっち、使う?」おずおずとフォーク(またはスプーン)を差し出す。 はっ!! むつがこっちを見る。 「そうか!そんな便利なものがこの世の中にあったんだ!!」 とばかりにがつっとフォークを受け取り、あとはガツガツ食べる。 お箸は、また次回である。
よく食べてからヨーカドーにいったのだが、買い物をしているうちに お腹が空いたという。
時間は13時。(のんの降園は14時30分なので、余裕はある) 本来の目的としては、散歩と、大根1本買うだけの目的だったので、 私も財布と電話、ハンカチとちり紙しか持って出なかった。 (いつもはフル装備、おむつやエプロンなども持っているのに)
うーん。どうするか。どうするか、どうするか……。 地下食料品売り場の奥に、ラーメンや甘味のお店がある。 「らーめん、食べる?おそば。」むつに聞いてみる。 うん、うんと頷く。 食べようか、と言うとぴゅうっ、とカウンターの前に行き、 自分で注文しそうな勢い。
2人で1杯を食べると、私はダイエットできそうだ。 やはり箸を使い、つるつると食べる。 汁はがぶがぶ飲むといけないので、私がレンゲで、少ーーしお椀に入れると、 お椀を両手で持ち上げて飲み干した。
もちろん、夜ご飯も、人一倍早くお腹が空いて、一足先にごはん。 茶碗2杯食べて遊んでいたら、私たちが食卓についているのを見て 当たり前のように自分も席について、空の皿を前にご飯を待っている。 ・・・。
そして、寝る前。お腹が空いた「ごぁん。ごぁん。(訳・ご飯)」と私を呼ぶ。 いい加減にしてください。
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