あっと言う間に連休。 少し長いお休みだったから、のんにとってはちょうどいいかもしれない。
冬休みの間、毎日のように「今日は幼稚園お休み?」と聞いてきたのだが、 それが今日も続いている。変な感覚。 そうやって聞くクセに、寝間着から着替える時に、 「幼稚園の制服着る?」と聞いてくる。
今日は昼過ぎに父ちゃんの歯医者の予約があるので、 どこかに出掛けるわけにもいかず、ふらふらと過ごす。 お出かけは明日の予定。
最近のんが気に入っているのは、「むつと一緒の」お買い物ごっこ。
まず、むつと一緒に品物を選ぶ。 だいたいにおいて、本棚から絵本を持ってくることが多い。 「どれがいいかなぁー?これ?これ、お姉ちゃんが買ってあげるわよ」 などと、妙に芝居じみた台詞を言いながら、 私の所に2人でやってくる。 むつの手には絵本1冊。 のんの腰にはウエストポーチ、中には財布が入っている。
「ハイ、出して」とむつに言うと、むつがその本を私によこす。 ぴっ、と、レジの真似をして、 「230円です」と私が言うと、 のんがポーチから財布を出して、支払いを済ませ、 むつに本を持たせて帰る、と言う遊び方だ。
すっかり、自分がしてもらっていることをトレースしている。 「お母ちゃんみたいでしょ」と嬉しそうに笑う。 むつも結構気に入っているらしく、素直に何度でも一緒に買い物に来る。 でもたまに、ウエストポーチをつけて、自分でも買い物をしたいらしく、 のんが全く違う遊びをしている時に、 ひとりで(私の所に)買い物に来たりする。
はい、と品物を渡すと、何やらごそごそとお金を渡す真似をして 満足そうに帰ろうとする、むつ。 そこをのんが見かけると、走ってくる。 (走るほど広い家ではないのだが)
「むつちゃん!お金持ってないでしょ!! お姉ちゃんが買ってあげるからね、『これが欲しい』ってちゃんと言うのよ!」
無事に保護者たるのんがお金を払い、帰っていく。
常々思っていたのだが、のん、「ごっこあそび」の時は、 何やらやたらに台詞が芝居がかっている。 この場合の『芝居がかる』は、なにやら大袈裟だったり、 普段しないような口調をするという意味だ。
どこでそんな雰囲気を覚えてくるのか?
何度も何度も繰り返される、のんとむつの「お買い物ごっこ」。 そのうち、2人で本当のお店に買い物に行ったりも、するかな??
|