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Nekomar's Diary

2003年06月24日(火) 恥ずかしいの

幼稚園から帰って、のんが昼寝にはいるか入らないかという時に、
父ちゃん会社から電話。
「雨だから、のんだけ連れて(実家に)行くから」
実は本日、父ちゃん方のバアバが誕生日なのだ。

ケーキを用意して、夕食をいつもより1時間ほど早めにする。
のんに、「バアバの顔を描いてあげようよ」というと、
「いいね!」などと乗り気の発言をするクセに、いざとなると描かない。
最近そんな感じなのだ。
少し前まで、得意になって描き散らしていたのに。

結局、幼稚園でいつもお誕生会に歌う、「お誕生日の歌」を
歌ってあげるから、それをプレゼントにする、と言う。
夕飯を食べてから、何度か練習。
まぁ、孫からのプレゼントだからそれでもいいか?

19時になる前にのんと父ちゃん、バアバのおうちへ。
大人の足で歩いて、ほぼ15分程度のところにある。

21時ちょうどに、のんと父ちゃん帰宅。
父ちゃんぶつぶつ言っている。
どうも、のん、バアバに「お誕生日」の歌を歌わなかったらしい。
いくら言ってもダメだった、と。

そもそも、バアバのおうちは緊張するらしい。
私と一緒の時には、全くそんな感じではないので知らなかったのだが、
どうも私が一緒でない時ののんは「借りてきたネコ」状態だというのを、
少し以前から聞いていた。

それにしても…絵もなし、歌もなしじゃあ…。
じゃあ、何してきたの?と聞くと、
「チョコレートケーキ食べてきた」という。
帰りに父ちゃんに(歌わなかったことを)怒られたらしく、
ちょっと遠慮しがちに言う。

…あまりそれで怒るのも、可哀想だと思ったりするのだが。
布団に入って、もう一度聞いてみる。
「どうして、あんなに練習して、おうちで上手く歌えるのに、
 バアバに歌ってあげないの?」

「………恥ずかしいの」

「でも!上手に歌えるじゃない!!父ちゃんと母ちゃんの前では
 恥ずかしくないのに、どうして?」

「それは、わからない」

うん。正しいのだと思う。たぶん緊張して、歌えないのだろう。
また、父ちゃんの実家は「黙って待つ」「のんがその気になるまで待つ」
ようなことをしてくれるタイプのジイジ・バアバではない。
「歌って〜」「はやくー!」などと、どんどん声が飛ぶ。
(今夜の様子は知らないが、普段はそんな感じである)

のんがもっと小さい時には、それで動けなくなってしまったこと数回。
私が何度か「待ってあげてください」などと言うのだが、
それはもうジイジ・バアバの性質なので、どうもしようがないのだろう。

…それにしても…。
まぁ、「お年頃」と言うしかないだろうか。これも、ひとつの成長。
バアバがそう思ってくれればいいけれど。


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