すっかり「自分の自転車」の虜になった、のん。 今日も10時過ぎから「乗りに行く」という。 天気もいいので、父ちゃんが付き添い。 ただ、自転車ののんと、むつと、両方は無理…と、置いていかれた、むつ。 玄関で号泣。 この世の終わりが来たかのよう。
最近、こういうパターンで「のんと父ちゃん」が遊びに出るコトが多いのだが、 むつを見ているとこっちまで泣けてくる。
たいていの場合。 のんが、父ちゃんと「よし、行こう!」と言う話になる。 のん、バタバタと支度。 むつ、何故か嬉しそう。 のんが着替えたり、トイレに行ったりする間に、 むつもどこからか靴下など見つけてきて、 両手にもって廊下をあっちに行ったり、こっちに行ったり。
そして、玄関で靴を履くのん、その後ろで、次は私、とばかりに待つむつ。 このあたりで「まずい」と私がむつを部屋から呼んだり、 TVをつけたりするのだが、いっこうに玄関から離れない。 そして、靴を履いて「ばいばーーーい」と明るく手を振る、のん。
ここまできて、やっと気づくむつ。 「はっ………!!!もしかして、私、置いて行かれた??!!」 靴を手に持ち、泣き伏す、むつ。
今日はあまりに可愛そうなので、 洗濯をそこそこに、そのままむつをベビーカーに乗せて外に出る。 玄関から出たとたん、「あー!あーー!!」と「のんを呼ぶ時の声」を出す、むつ。
曲がり角を曲がる時にも、先にちょっと乗り出して覗き、 まるでのんを探しているような態度。 すごいなぁ。よくわかっているんだなぁ。 もうそろそろ、「のんだけお出かけ」は通用しないんだなぁと痛感。
結局、特に用もなかったけれど ヨーカドーと商店街を、ベビーカーを押してウロウロ。 ヨーカドーで降ろして遊ばせるか?と思ったのだけど、 少し眠そうだったので、そのまま商店街に行ったらすーすーと寝始めた。
ちなみに、のんは駅の反対側の商店街の方(空いている)で、 自転車4往復ほどしたらしい。父ちゃん、お疲れ。
眠ったむつを連れて帰宅。 よし、これならむつが寝ている間にスムーズに昼食が作れる。 玄関にベビーカー(むつ)を置いて、そーーっと荷物をいったん台所に置いて… と、やっていたところ、ドアが、がちゃり。 「おかーちゃん、いつもありがとーー!!」 興奮して花束をもったのんが元気に飛び込んでくる。
「あっ、むつちゃん、ここにいたのーー?!」 飛び起きる、むつ。 うん、いいさ。まあね。 母の日の花束で帳消しさ。
…のんから、母の日に何かもらったのは今年が初めて。 もちろん、花は父ちゃんが買ってくれたのだけれども。 ありがたいものです。成長したねぇ。のん。
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