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| 2003年06月15日(日) ■ |
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| ふたりの馴れ初め |
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その子の瞳は透きとおる青い空を思わせるような、深い湖面を表すような、そんな色だった。 第一印象は、とっつきにくそう。 いつもつんとしていて、誰も近寄らせない雰囲気を持っている。勇気を持って話しかける子もいたけど、あの子は知らん振りをしていた。 誰とも話すことなく、ただ黙々と授業を受けている。 勿体ない。そう思った。 素質はその辺にいつ奴らの比じゃない。たぶん僕に匹敵する。だからこそ、特待生として入ってきたのだろう。この特別教室に。 興味が湧いた。 どうしてそこまで頑なに自分の殻に籠もるのだろうか。 なんとなく、僕と同じものを持っていると、直感で悟った。 「ねぇ、波羽ちゃん。どーしていつもひとりでいるの?」 話しかけても無言で通り過ぎていく。 なにを言ってもまったく反応が返って来ないので、逆に面白かった。だからこそ俄然興味が湧いてくる。この子がここまで心を閉ざしていることに。 「ねぇってば」 「あーもー、うるさいわね! 放っておいてよ。あたしは誰かと馴れ合うつもりなんてない」 「そうなの?」 「えぇ」 「なんで」 「あんたに関係ないでしょ?」 棘棘だ。 あからさまに嫌がってる。 「くすくす」 「なにがおかしいのよ」 「べーつに。可愛いな〜って思って」 あ。固まった。 「な、なに言ってんのよ! 頭おかしいんじゃないの?」 「よく言われる」 彼女がはっと息を詰めるのがわかった。 「ごめん」 ああ、今までにそんなこと言ってくれる人、いなかったな。誰もが悪意を持ってその言葉を口にしていたから。 「気にしなくていいよ。悪気があったわけじゃないんだから」 「でも……傷つけたでしょう?」 そうか。 この子は人の痛みがわかるんだ。僕は表面上なんでもない風を装ったのに、波羽ちゃんはその下に隠された僕の心に気がついた。 嬉しくて。 この子しかいないと思った。その時から僕は、彼女を手に入れるために尽力を尽くした。 きっとそのうち仲良くなれるから。 大丈夫。
そうして未来も動くだろうから。
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なんでしょうね。 いや、登場人物の名前出てるからわかると思いますが。 最初のフレーズ思い浮かんだので書いてみました。 さすがに前から考えてただけあって、ほぼイメージどおり。 最初はこんな感じです。 本当の本当の始まりは、これより前になりますけどね。 つーかここの話が出る=結末後の番外編が書ける。 いい。早く書いてしまいたい。 でもそこに行き着くには道が長い……。 高校生のうちに行き着きたいですね(そんなかかるんですか!?)
なんで日記じゃないかというと、今日はパソしかしてないから。 とりあえずおなかへったー。アレの前だから(最近は過食気味)
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