| 2004年10月10日(日) |
DJ おりりん の巻 |
古くからの友人に 【おりりん】 と言う人がいる。
出会ったころ、彼はいつもカウンターで一人でお酒を飲んでいた。
私はその後ろ姿を見ながら、または、同じカウンターの隣でお酒を飲みながら、「この人は何者じゃ?」 と、いつも不思議に思っていた。
ほとんど喋らず、背中を丸め気味にして 「俺に話しかけるな、ほっといてくれ」 というオーラをバシバシ放出していたのだ。
だが、そんなこともおかまいなしに、私は彼に話しかけたり、顔を見て笑っていたのだった。
よく考えたら、なんて失礼な行為だったのであろうか。
でもね、しょーがないよ、【おりりん】 てば、イジリー岡田 にそっくりだったんだもん!
坊ちゃん刈り(まことちゃん・または蛍原さんのような)で、黒ブチ眼鏡でさ、笑うなってほうが無理!
そんな 【おりりん】、実は知る人ぞ知るアーティスト(クリエイター)だったのだ。
さんざん笑って、彼の経歴聞いてぶったまげて、でも、またそのキャラのおかしさに笑って・・・・・・・・尊敬した。 いや、マジで。
イギリスのレーベル所属で、とてもセンスのいい音楽を奏でてくれるんだ。
おととしのライジングサンロックフェスティバルにも出演し、いつもあちこちにゲストで呼ばれてるようだわ。
その 【おりりん】 が、単体でDJをやるというので、フロール・カフェというクラブに行ってきたわよ。
毎度のことながら、お店のオープンは夜9時、出番は夜中の2時っつーことで、出番までカウンターでお酒を飲んでまったりと過ごしたよ。
オープン当初は若いDJが音を出してるんだけど、サウンドが子供なんだなあ、これが。
選曲が「なんじゃそりゃ?」っつーくらいバラエティ。
アースウィンド&ファイヤーがかかったかと思うと、トトロのリミックスバージョンがかかったり、ケツメイシもかかる。
そしてしめくくりはレゲエだったりと、おかあさんはもう、グッタリだわ。
そろそろ 【おりりん】 の出番が近づいたとき、私の耳元で 「一気にお客さん帰しちゃおう!」 と楽しそうにつぶやいていった。
今まで子供のディスコ状態だったのを、俺のプレイで大人のクラブにもどしてやるよ ってな意味の発言だった。
まったくかっこいい事言うよなあ。
その言葉どおりに、おこちゃまクラバー達は 【おりりん】 の奏でる音にノリきれず、おとなし〜く休憩しとったわ。
その場にいた大人のお客さんや関係者を圧倒させるプレイでノリノリの 【おりりん】。
プレイ中の彼はかっこいいのだ。 プレイ中はね・・・・・。
以前、ライジングサンで初めて彼のプレイを見た 【たかし】 は、「かっけえ!」 と絶賛していたのだが、プレイ後、うちらのテントに来て焼肉を食べながら女子高生との交流を図りつつ玉砕してる 【おりりん】 を見て爆笑していた。
どんなに頑張っても DJ には見えない 【おりりん】
髪を切って イジリー岡田 じゃなくなっちゃったのが残念!
途中、明け方にものすごい睡魔に襲われ、 【おりりん】 を膝枕してフロア奥の暗闇のソファで短時間の睡眠もとった。
そして、いつもの如く朝までプレイして、お店を閉めて、機材片付けて終了。
もう始発も動いてる時間なので地下鉄で帰ろうとする 【おりりん】 に、
「お願いですからタクシーで帰ってくださいよぉ〜。 一流アーティストなんですからぁ〜」
と懇願する後輩に対して、
「え? だって、俺、庶民派だもん。 普通に地下鉄で帰るよ」
と言い放ち、みんなの希望と憧れを一気に崩していた 【おりりん】。
結局、彼らは朝ごはんがてら、また飲みに行ったのだけど(朝の7時にね)、じゅんこさんはスタジオの朝の出勤当番だったので、鈴木のバイトしてる なか卯 で朝食をすませ8時には出勤、通常業務をこなした。
【おりりん】 のユニットは 【7th gate】(セブンスゲイト) といいます。
ハウスやテクノ好きにはお勧めよ。
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