| 2003年10月11日(土) |
穏やかないい日だね。 |
うす曇の空にちぎれた雲が流れ、ゆったりとした風の中で見る景色は、木々がざわめき、道行く人々の服装で、冬が近いことを知る。
なーんてな、どっかの作家みたいな書き出しをしてみたよー。
珍しく夕方にこれアップしてるのね、きょうは。
いっつも夜中の2時頃に眠い頭でアップしてるから、せつない系モードな内容になっちまって、みんなに心配をかけてしまったけど、なんのなんの、大丈夫!
みんなからもらったメールや、一緒にいてくれた人達や、私のボディガード志願してくれた人や、公開されたメッセージが、私の心に確実に届いた。
そうなのさ、私は他人を追い込んでしまった事にショックを受けていたのだ。 自分が嫌われたから、じゃないんだよね。 私が中傷されるのはどーでもいーんだわ。 そこを知っててくれて、ありがとう。 今度は私から発信するものが、みんなの心の潤いになることを願ってる。 その波動を感じたら受け取ってね。
この間、このコメントを去年の分から読み返してみたんだ。 そしたらさ、去年の同じ時期にも、私は怒ってへコンでいたわ(笑) 今もまたストーブの前で爆睡してたのも、去年と同じ。 なんも進歩ないじゅんこさん、41歳の秋。
人間はこーやって日々を繰り返し、そこから抜け出すのに必死こいてもがいて生きているんだわ、と実感。
会社に行って笑いたくもないのに笑顔を見せたり、理不尽だとわかっていても頭下げたり、TVカメラに向かって涙見せたり肌を見せたり、ロボット扱いで歌を歌ったり、嘘を並べた言葉と写真に、ギリギリ限界まで心を引き裂いて、クタクタになるまで働く毎日。 お金と知名度を手に入れるために。 自分を見失っても、振り返る余裕すら与えられないのに。
これが、みんなの憧れの世界なの。 夢を壊すようで申し訳ないけど。
お金で守れるものは、お金と共に簡単に失うよ。
『 俺は、金はあるんだ。 金がないから買えないわけじゃないんだ。 俺には必要がないか ら買わないんだ。 仕事を選ぶのも同じ理由さ。 腐った奴から1000万つまれても仕事 しないぜ。 そのかわり、俺もそいつになんか1銭もやらないよ。 』
あるアーティストが、こうつぶやいていた。
要するに、「俺」 を使ってテメエが稼ぐなんてジョーダンじゃねえっつーことだ。 わかってない人間とは仕事をしたくないって事。 お金で人を支配しようとする人間がどれだけ多いか、ウンザリするね。 特に、音楽業界とスポーツ界!
その彼の仕事としての報酬(ギャラ)は、一般公表で、1曲10万〜、ツアー同行は50万以上〜 と言われてる。 (所属してるバンドに関しては、事務所が公表してないからわからないけどね) あくまで彼個人のソロ活動の一般公表額なので、実際はこれ以上の金額が動いてるのは確かだ。 誤解のないよう言っておくが、これは、クライアント側がやりやすいように、レーベルに決めてもらった金額なのだ。 決して、アーティストサイドから要求するものではないのだ。 (お金じゃ人の心は動かせないのは、私たちがわかってればそれでいい。)
自分の魂である音楽を提供する立場にいる彼は、同じ価値観を持つ人間しか信用しない。
それは私も同じ。 志すものは彼らと一緒だから。
心の繋がりを重視する傾向の強い私達は、数多くの人間の内面をみてきている。
仲間だと思ってた人や、一番身近な人が、突然手の平を返すような別れの瞬間に、どれだけ深い悲しみや苦しみを味わってきたかわからない。 今もずっと自分を責めつづけている。 お金が人を狂わせる瞬間も知っている。
その結果、誰にも属さず、誰をも束縛せず、一匹狼的な環境で生きてく覚悟をした。
今は、バンドという形態や、プロジェクトという形態で、お互いに新たな同志と共に活動している。
でも、基本の信念は、常に 自分 なのだ。 何が起きても目を開いていなければ!
私達は、たった一言で相手を思いやれる技を身に付けている。 音楽という媒体を使って。
お互いの内面をわかりあえる人がいるのが、どんなに心強いか、どれだけ人間を強くするか、そこにみんなも気づいてほしい。
友達が100人いても、その中で、こいつの為なら命も惜しくないと、自分をさらけだせる相手は何人いるのだろう?
一緒にいるだけで休息を感じる、穏やかな気持ちでいられる人達を、私はこれからも大切にするし、自分が傷を負うことになっても守っていく。
【 心を込め、身を削り、魂を入れ、生き様を見せてくれる人 】
こーゆー人を、私は敬意をこめて アーティスト(芸術家) と呼ぶ。
夏の砂浜で、お母さんの呼ぶ声に振り向きもせず、無心に穴を掘り、 小さな水たまりを作りつづける 3歳くらいの男の子がいた。
私にとって、彼もまた、ちっちゃな アーティスト であった。
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