| 2004年03月25日(木) |
パイロットフィッシュ。 |
たまたま寄った本屋で。透明感のある魚の写真のすてきな表紙と、 「人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない。」 という帯のことばが気になって、ぱらぱらっと読んでみたら、 私が最近気になっているキーワードのひとつである『記憶』に ついての文章が目に入り購入。 何かと出会う時、こーいうカンジのふとした偶然の出会いと、買おうか 買うまいか迷わないでレジに並んでいるという2つの要素がからみます。 そして案の定、私にとってとても意味のある出会いのきっかけとなる すてきな小説でした。ある意味代弁者的な。。。 大崎善生さんって「将棋の子」とかで有名みたいですが、私はまったく 気にしてませんで、しかもちょっとそちら系のを立ち読みしたら、随分と 印象の違う作品で驚きました。ノンフィクション作家が初めて書いた小説が この「パイロットフィッシュ」らしいです(あってるかな?) 好きだわー。ことばづかいがいちいちステキ。まずこの人の小説系作品から 徐々に攻めていこうと思いました。
*生きていること。存在していることのあやふやさ。漠然とした恐怖感。 人間の記憶の仕組み。入ってはいけない領域。 忘れるということは表層的なことで、それは忘れているだけで消滅している 訳ではない。とりあえず必要がなくなって、心の湖みたいな場所にどんどん 放り込まれているだけで、だけど何かの拍子にそれは浮かび上がってくる。
|