くりくり♪

2003年05月16日(金) 冬の蜃気楼。

山田太一です。
助監督なりたての石田という人の、その人とまわりの人とのかかわりあいから
時がたつことについて。世間ということについて。
これもまた太一節満載のステキ作品です。

「昔、島村抱月が、人間てものは、手紙の返事を書かずにいるだけで
デカダンになるといったそうだが、ほんとだね。荒れた庭に雑草が
増えていくのを見ていると、デカダンになっていく。」
「...目にみえる現実はほとんど何も語っていないような気がした。」
「...ぼくを守ってくれやしないけど、寄りかかることは出来る。」


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