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2003年07月13日(日)
聞こえてほしい あなたにも

ガンバレ。

「人にやさしく」

***

「冬の塵」という漫画があります。
主人公は札幌から上京して編集者になる。が、希望の部署とは違う所で腐る日々。
企画は通らない、童顔のため深夜のファミレスへの入店は断られる。
見上げれば何処までも高くそびえたつ、憧れて入社した出版社のビル。
「なにしにきたんだあたし」
彼女は呟く。

がむしゃらに頑張れる時期ってのがあって、しばらくするとそれが少し落ち着いて、自分の足元を見つめてしまう時期が来る。
何も考えないで歩いていたときと違って、次にどちらの足を踏み出せばいいのかふいに、わからなくなる。

どうやって呼吸してた?
右足出して左足出して、どんな風に歩いてた?
一瞬の空白ブランクがあって、そこで初めて思う。
自分は今ドコを歩いてるのか。

「がんばりにきたんじゃねえの?頑張ってる途中じゃねえの?」
物語の中の主人公の問いは、幼馴染みによるこの答えで終わります。

表題作にもなって無い、コミックスの隅っこにあるだけなのに、なんとなく落ち込んだときに読みたくなって、探して読み返してました。
頑張れるように。

髪を切ってもらいながら、そのことを思い出してた。
「短いの好き?」って聞かれて、髪が伸びてくると気持ちが沈む気がするって話をしてた。
…中村さん(美容師)がふらついてたから心配になった…。腰にきたとか言ってたし、疲れてるんだろうなあ。明後日は休みのはずだから、それまで頑張ってください。

最近は、なんか頑張ってる人たちを見たいなあと思っている。
不器用に、生きている人のことを考えている。
タイトルはブルーハーツの歌で、これを聞いてると励まされる。
嘘でもいいから、こんな気持ちで歌ってると、言ってくれたら嬉しくなる。

ガンバレ、がんばれって、言い続けていたら何かになれないかなって思う。
祈るように、応援をしてる。
それしかできないから。
私の好きな人の努力が、報われると良いなと思ってる。