2002年08月31日(土) 長い日記
午後9時半
帰ってきますた。 タライマー 札幌の家から、この家までの道のりは、約2時間。 その間、色んなことを頭の中で巡らせていた。 到着するバス停に、姉が車でやってきた。 でも、これから一緒に家に帰るわけではない。 姉はこれからまた、あの人のところへ行ってしまうのだろう。 「 とりあえず、家まで送っていくから、乗りなよ 」 私はいつだって、誰にも後ろめたくない行動をとりたいと、願ってる。 だから、姉の気持ちはありがたかったのだけど、 できればその車には乗りたくないんだ ということは、はっきり伝えた。 そして、家の前に車を止めたときも、 こんなことはやめたほうがいい、事がバレたらどうするのと、 まるで、まくしたてるように… ズラズラ ズラズラ 言ってしまった後で、「しまった」と思った。 姉はきっと今頃、泣きながら、走ってる。 (自分の可笑しいところは、こういうところ。 なんでこうなんだと自分の意見を言った後に、 でもこうだもんね、言い過ぎた、ゴメンと、すぐ謝ってしまうのだ。 どんな状況であろうと、相手の悲しい顔を見ると、自分のほうが悪いと思ってしまう。 これって、どうなんだべ。) 姉の悲しい顔も、親の悲しい顔も見てしまったから どっちの肩を持つとか持たないとか、そんなことはできない。 きっとしばらく、こんなことが続いていく。けど。 悩むんじゃなくて、受け入れて、いつまでもずっと、見ていよう。 昨日 仕事の打ち合わせは楽しかった。 約1年ぶりに会った先生は、髪の毛を赤茶色く染めていた。 「 なーんか息子に不評なんだよねー。ますます薄くなったしさ… 」 と言っていたけど、そうかな。 私は似合ってると思うし、薄くなっても先生素敵! だと思うんだけど。 「 Nはあれだね、髪の毛伸びたね 」と言われたので、 実はもっと長かったんですよと言ったら、驚いてた。 そんなことを話しつつ、先生の行きつけの喫茶店へ。 打ち合わせも済んで、昼食もとったあと あたしがまだ専門学校にいた頃の話をした。 1年の秋だったか、冬だったか、 私のデザイン画を巡って、ちょっとしたゴタゴタ(?)があった。 そのときはさすがに自分もショックだったのだけど、 仕方ないもんなー、自分のせいでもあるもんなーって、 すぐに立ち直ることができた。 でも、そんな自分に反して、周りでは、実はかなり騒がれていたらしい。 ふぇー しらんかった。。。 それを聞いて 自分には、自分の作品に対するプライドがなさ過ぎると、改めて感じた。 そして そんな自分のせいで、皆の心を暗いものにさせてしまってたことに気付いた。 自分にも、自分のデザインにも、競ったメンバーにも、 話を進めてきた先生達にも、スポンサーにも、 とても失礼なことをしていたんだって。 世の中に貢献できるデザインができたのだから、それだけでいいって思って 自分の心を静めたけれど、 でもそれは、結構自分勝手な解釈だったんだなって。 単に絵を描くって言っても… 私生活の範囲内で描くのと、コンペ等、人と競う場で描くのとでは、 やっぱり違うなあ。自分の絵に、ちゃんと責任を持たなきゃな。 卒業制作で作ったアニメーションを世に出そうよ、と いつも先生に言われるのだけど、 使用した音楽の著作権問題があるし… で、話を止めたまま。 本音を言えば、それが問題なんじゃなくて。 自分にとって思い入れのある作品なので 反対に、簡単に世に出したくないと思ってしまうというか… 卒業制作で作ったあのアニメーションは、 自分や、自分の大切な人のことだけを思って作ったので、 その作品で名声を得ようとか、お金を貰おうとか、 全然考えたことがなかった。。 で、やっぱり今も、そのつもりがない。。 なので、しばらくその話はお蔵入りってことで。先生。(ってここ見てないから) 喫茶店を出て先生と別れた後、札幌駅を眺めた。 ここ1年で、札幌駅周辺はとても変わった。 なんだかでっかい建物が出来ちゃって(工事中だけど)… すごいなあ。 で、なにこれ、ホテルにでもなんのかなあ。でかいなあ。 テレビ塔も4月になんかの工事をしたので、緑色になってしまった部分ができた。 ウーン イマイチ。 見なれてないだけかな。 札幌に来るたび、いつも思う。やっぱり好き。とても好き。 「 好きです、サッポロ。♪白い恋人ォ〜 」 ←ローカルネタ 長くなったので、小樽水族館話はまた明日に。 PM7:17 会おうと思えば きっと だれにだって会えるし いつまでも家にいようと思えば ずっといれるけど 今日帰ると言ったから 帰ろう。 札幌の家を出て 地下鉄に乗って 夜の街をしっかり見ながら 今から、日常へ戻ります。 BACK NEXT
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