PARANOID DIARY  海野  
 
弄り遊戯コンプ。 / 2004年02月28日(土)
 

ということで昨日届いた「弄り遊戯」、フルコンプしました。
なんだかネタとか祭りとか変な熱気にあおられて
今までに無いくらいワクワクしながら発売日を待ってたんですが、
普通に面白かったです。2月の勝ち組?
ということで、今日の日記は感想文とか。
注意しますが多少ネタバレ事項あるかもしれませんので、
ちょっとでもダメな人は読まないようにお願いします。


■システム面とか。
 ふつーに選択式アドベンチャーです。
 トゥルーエンドに行き着くまでに、選択肢は大体10個程度。

 システム画面(ウインドウ)はちょっと…
 まぁ「マリン」だからなぁーという気持ちで見ましたが、
 次回はもうちょっと画面にも力を入れてほしいです。
 なんか古臭いというかセンス悪いというか…。
 前回やった「WINGS INNOCENT」のシステム周りが可愛かっただけに
 無骨な印象を受けました。プレイには支障なし。

 バックログ、スキップ機能搭載。
 得にバックログは、私がEnterキー連打してしまう癖があるので
 (もしくはマウス左クリック連打の癖)
 ないと困るのでした…。
 そういえば王子2でもバックログ搭載されて嬉しいところ。
 でも画面いっぱいにログが表示されるタイプのほうが、
 私は使い勝手がいいです。
 弄り遊戯は、テキストウインドウに表示されるタイプだったので。
 スキップは既読・未読判定機能なし。
 このせいでバックログを何度も利用する羽目に。
 でもスキップなしとスキップあり(判定機能なし)なら、
 断然後者を選びますよね…。
 次回から判定機能つきならもっと喜びます。
 あと、スキップをつかっても遅い。
 自分で連打するよりは楽なんですが、
 立ち絵が変化するところでは激遅くなります。
 もうちっと早ければいいなと思いましたが、
 これは既読判定なしが故の、やさしさのかもしれない…。

 セーブは20個。
 自分は12個くらいしかつかいませんでした。
 選択肢が最大でも11個(たしか)なことを考えれば
 これで十分事足りるのではないでしょうか。

 あと、インストールは無事にできました(笑)
 「身代わりの館」がバグなかったようなので
 本当はあんまり心配してなかったんですけど。

■キャラとか。
 脇キャラが結構いっぱい出てきて(予想よりは)驚きました。
 ていうか公式で発表されてるあの5人(主人公含む)しか出ないものと…。
 女性キャラも3人。(正確には4人?)
 そのうち2人は可愛くて、普通に萌えました。
 というかそんな男放っておいて、他のいい男見つけなよ…と思うくらい。
 吉岡さんと、ミツキちゃんなんですけどね。
 得にミツキちゃんが好きだ…。ラブだ…。
 吉岡さんも、いろんな意味ですごい子です。ろべ。
 
 攻略キャラクターについては、だいたい見たままの性格です。
 主人公も、シナリオの人がメッセサンオーさんの特集ページで書いていますが、
 本当に「いじめられっ子」な存在。
 その主人公の一人称で進むので、
 「だからお前はいじめられるんだよ!」
 と突っ込みながらも、許容範囲でした。

 萌えキャラは…
 すんません、みんな萌えた。
 プレイ前の予想では、穂高(体育会系)に萌えるかな、とか
 二宮(イケメン系)もなかなかだな…とか思ってたんですが、
 すんません、みんな美味しくいただいてしまいました。
 だってみんな可愛いんだもん…
 でもなんだってこんなに主人公に執着するんだろう。
 まぁそこらへんは本編でも語られてるので推測できますが、
 みんながみんな主人公のこと買いかぶりすぎ。
 と、ぐじぐじした主人公の一人称を読まされたプレイヤーは思う(笑)。
 でも主人公も性格悪いわけじゃないんですよ。多分。

 そんでもって主人公への執着の理由は、
 メッセサンオーの特典でこれから堪能します…。
 (結局メッセサンオーで通販してしまったのですよ…痛手)

■CGとかシナリオとか。
 立ち絵は想像以上に変化があって驚きました。
 でも時々あってないところもあったような…。
 塗りは、メジャーなエロゲ塗りではなくて水彩系。
 やってて「コ・コ・ロ…」の塗りを思い出したんですが、
 あれはどっちかっていうとコピック塗りか。
 力入ってるところと抜けてるところがあるような気も。
 画面がごちゃごちゃしたCGはそんなに気にならなかったのですが
 肌など面積の大きいところはちょっと荒かったかもです。

 原画も力入ってるところと抜けてるところ…
 というか、時間無かったのかな…と思えるようなところも。
 私なんかに「デッサンが〜」と言われたくないと思うんですが、
 まぁそんな感じの絵も。
 私は絵<シナリオ派で、
 絵で受け付けないことはあまりないので別によいです。
 というより、萌えフィルターの前ではデッサンなど無用。
 あのキャラ造形をしてくださった原画さんに文句なしです。
 得に二宮の顔が可愛くてお気に入り。

 背景は…なんかギザギザしてました(笑)
 変な3Dではなかったんですが…。
 これも変なところと見れるところが。
 見れると思ったとこ→マルキューもどきがある街並。
 ?!と思ったとこ→バスルーム…シャワーが……。

 シナリオはよかったと思います。
 へんな癖もなかったように思え、ちゃんと読めました。
 地の文が主人公の一人称なので何ともいえませんが、
 三人称でかかれたエロ文章も読んでみたいと思いました。
 私の好物である言葉攻めも入ってて満足。
 というより、言葉攻めの入ってないエロゲなんて…!
 (私は何か間違ったことを言っていますか?)
 エロもよかったです。
 やっぱり無理やりとはいえ感じる、これ重要。
 実際は最初っからそんなに感じるかよ!
 とかそういう水を差すようなことを持ち出すのは無粋です。
 ホモエロの受けとは、処女でもアンアン啼いてしまうような生物なのです。

 あとエロのバリエーションが多くて満足。
 結局エロか!
 …でもこの作品はエロあってこそ成り立つかと…。

 ちなみにCGは全部で77枚(差分含む)、
 EDは私が確認したものでは20個ありました。
 (ノーマル、バッドなど含めて)
 でもED回想ついてないので、正確なところはどうにも…。
 シーン回想機能はついてるんですが、
 全部エロシーンか、それに準ずるシーン。
 これが男性向けなら完全に抜きゲー判定ですよ!

■総評。
 面白かったです。陵辱系好きな私にクリティカル。
 「気になる」→「告白」→「オッケー」→「エロ」
 みたいな純愛路線が嫌いなわけでは決して無いんですが
 やっぱり体のつながりから始まる関係も美味しいのですよ。
 というか好みなんですもの…。
 これからももっと陵辱系増えないかなー。

 ボリュームも、私にはこれで十分でした。
 もともとゲームにそんなに時間かけるのイヤなので
 (ゲームにもよるんですが、
  パソゲーをする理由の1つがコンシューマーより短いから。)
 このくらいでフルコンプできるボリュームで満足です。
 というより、「定価に見合う価値」=「フルコンプにかかる時間」
 ではなくて、「定価に見合う価値」=「萌え」
 なので、時間はあんまり関係ないです。
 まぁこれもコンシューマーとパソゲーの違いというか…。
 同人誌で1000円だせるボリュームが
 商業誌だと物足りなく感じるのと一緒かと。
 もともとの価値基準が違うんですね、多分。
 バイト代1日半分ですけどね…フフフ。

 あと上記でも書きましたが、私は絵<シナリオ重視派です。
 だけどシナリオっていざ読んでみるまでわからないし…
 シナリオを売りにするためには商業作家とか、
 過去の実績がないと難しいと思うのですが、
 いったん固定ファンがつくと離れ難い魅力だと思うので、
 シナリオライターさんにはぜひ頑張って欲しいです。
 原画さんも私は好きな絵でした。
 こっちは購入前にサンプルCGなんかで確認できるので
 自分に合うかどうかの判別が容易だと思います。

 ということで、陵辱萌えで、絵が許容範囲、
 ボリュームもさほど気にしない人にはお勧めしたい1作でした。


と、長々と語ってしまったのですが、
更に忘れないうちに、攻略ヒント。
※ヒントであって攻略ではありません。
 自力で攻略したいけど、つまづいてる人向け。
ネタバレ多少ありなので、以下反転です。
ちょっとくらいのネタバレオッケーな人で困ってる方はどうぞ。



★香坂ルート
基本的に簡単だと思うんですが…。
ポイントとなる選択肢は
・薬を自分で塗るか、塗ってもらうか
・香坂の言葉を流すか、否定するか
あたりだと。
ほとんど引っ掛けの無い選択肢だと思います。
ちなみに他のルートでも言えることですが、
私は序盤の辰巳がらみの選択肢のセーブデータを使いまわしたので、
そこがキーポイントになってるかどうかは不明です。
一応自分の選択肢は↓

「生中」「飲む」「行く」

ただし香坂ルートに関してはコンタクトの選択肢は関係ないようです。


★穂高ルート
一番苦労したのが穂高ルート。
かなり最初に重要なフラグが立ってなかったらしく、
なんどバッドエンドを見たことか…トゥルー見れたときは感動でした。
というか穂高はスポーツマン、というイメージだったので
××だとは萌えポイントですねー。

ポイントは、辰巳を頼りながら穂高を避けること。
ポイントとなる選択肢は
・コンタクトを作りに行くか、行かないか
・穂高のことを好きか、嫌いか、そうでもないか
・穂高の言うことを信じるか、信じないか
あたりだと踏みます。

穂高ルートではBADでも回収できるCGがあり、
むしろこれを回収するほうが難しいのかも…。
序盤のフラグをひとつだけ外して、
そのほかはトゥルーと同じ選択にすると
2択の選択肢が3択になるのでそれで回収できました。
(というよりトゥルーにたどり着けないときに回収しました…)


★二宮ルート
二宮ルートも選択肢は素直なものが多いです。
ただ他ルートへの分岐が他よりも多く感じたので、
こまめにセーブしながら進めることをお勧めします。
ポイントは
・水野を追うか、残るか
・寂しくない?か、うらやましいか
くらいかなと思います。

キャラの中で1人だけ萌えキャラを選べ、と強要されれば
「二宮…くんです……」となみだ目で答えてしまうかもしれない。
他のキャラも好きなんですが、不器用萌え。


★いじめっこ組ルート
やっぱりコレコレ、このルートがなきゃ!ということで。
二宮ルートからの分岐です。
水野に関わりつつ、辰巳には遠慮してください。


★??ルート
まさか隠し攻略キャラがいるとは思わないじゃないですか…。
正直本気で驚きました。すごいよ、マリン(マリンだから)。
これも二宮ルートからの分岐。
水野に関わってください。
??が出てからの選択肢は結構素直。エロいです。


★辰巳ルート(純愛)
…これを純愛、と表記するのはどうかとも思ったんですが。
とりあえずトゥルーエンドなので。
(でも私は限りなく灰色だと思ってますよ)
二宮ルートからの分岐。
いじめっ子組ルートに入りそうになったら甘えてみよう。
あとは甘えるだけ。
こちらもルートに入ってしまえば後の選択肢は素直です。


★辰巳ルート(陵辱)
私はこっちのバッドエンドのルートが好きです(断言)。
ここだけシナリオにちょっと変化あって…。
そこらへんがたまらないのですが。
選択肢5つでエンディングを迎えるのですが、
選択肢の4つめの後に変化が無いとルートに入れてないのでやりなおしかと。
二宮ルートからの分岐ではありませんが、
辰巳ルート(トゥルー)は二宮ルートだということを念頭において
序盤の選択肢を選んでみてください…ヒントも難しいです。


★そのほか。
主要キャラのエンド(トゥルー、バッド問わず)を1個ずつ見ないと
発生しないルートが多分2つ(CGあり)。
それぞれ選択肢4、5個でエンドを迎えるので、
ルートに入ってないと思ったら引き返してください。
ひきこもり系な選択をすることがポイントです。



以上、役に立つんだか立たないんだかわからないヒントでした。
というか今日は最萌えバンドのライブだったんだから…
それを書けばよかったのに…腐った日記です……。
(でもすごく堪能しました。フェロモン出しすぎです、Tさん)


 
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