あたろーの日記
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2004年12月05日(日) 乙川優三郎『かずら野』

 旧暦10月24日。
 明け方近くまで雨が降っていたような、おぼろに布団の中でそんな風に記憶しているのですが、起きたら青空が広がり始めていた。ただ、風は強くて、日記を書いている今、夜8時半でも、時々窓を打つような勢い。それにしても、日中気温が25度近くとは異状だ。部屋の中にいて、朝はセーターにフリースジャケット+ハロゲンヒーターだったのに、次第に熱くなり、フリース脱いで、ヒーター止めて、ついにはセーターも靴下も脱いでTシャツになった。一体何なの!?
 自分のサイトを久々にいじる。日記以外ぜんぜん手つかずだったので。といっても、大して変化がありません。。何故かシンプルな気分になったので(?)トップページをただ単に真っ白にしたのと、本棚のページを設けたのですが、今のところ何も中身を入れてません。ぼちぼち。。
 午前中パソコンをちょっといじって、あとは電源消して、アナログ生活。『かずら野』(乙川優三郎・幻冬舎文庫)を読んだ。夢中になってしまい、最後まで一気に読んでしまった。乙川氏は女性をしっかり書き込んでいると思いました。でも、女性だけでなく、男性の作中人物に対しても、深い愛情を持って書いているのだなあ、と感じます。どうしようもない人生、手のつけられない男、過酷な試練に耐えて、ある時は立ち向かう女、何もかもに、深い愛情を注ぎながら、筆を進めていったのが『かずら野』という作品なのだと、読んでいて思いました。
 乙川氏の文章には、独特のきめ細やかさ、感受性の豊かさが現れているように思えます。藤沢周平や山本周五郎など、私の好きな他の時代小説家にはないものが、この人の描く世界にはあるような気がします。


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