あたろーの日記
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2004年08月01日(日) スーパーマーケット生態系

 旧暦6月15日。
 夕方買い物に出かけようとして外に出たら、アパートの共有スペースに止めてある私の自転車の下で猫がくつろいでいた。

 自分の自転車の下が居心地いいなんて言ってくれる猫がいて、嬉しいです。そんなとこ気持ちいいんですか?って思わず声かけたくなる。私の自転車をどうぞよろしく・・・という気分。
 日曜夕方のスーパーはたぶん一番混んでる。
 どのレジにも買い物客の長蛇の列が続いている。1台に6〜7人くらいのお客。待つのは仕方ない、レジで根気よく待つということも或いは別の場面で自分を救ってくれる訓練になるのだ、なんて訳の分からないこと自分に言い聞かせて大人しく尻尾に並んだ。
 ところが5つだか6つあるレジの一番端の1台が、店員さん誰もついてなくて、開いている。こんな混んでる時間帯なのにもったいないなーと思っていたら、米の袋をもったおじさんが、「ここ開いてるのになんで店員いないんだ」「こんなに客が待ってるのにどうしてレジ開けとくんだ」と周りの客に同意を求めるように文句を言いながら、誰も並んでないレジに1人並んだ。
 そんなことしたって無駄な抵抗だべー、と思う。憮然とした表情で、レジを打つ店員が現れるのを待ち、きょろきょろしているおじさんの隣で、私の並んでいる列はどんどん進んで、次はとうとう私の番、というところまで来たとき、店内放送が流れて、隣のおじさんのレジに急いで店員が駆け寄ってきた。「すみませーん!」と若いお兄ちゃん。バババババッとレジを打ち、おじさんを解放。
 スーパーはオバタリアン(死語?)天国で、おばさん達の生態をじっくり観察できる良い場所だと思っていたけど、どっこい、おじさんだって頑張ってます。いや、試食品のタコを食べまくってたおねーさん!あなたも負けてませんでした。
 あと、2階の菓子売り場で、おばさん達。「あたしお菓子選びなの」「あたしもなの、お・か・し」「ふふふ」「ほほほ」「ちょっとお菓子なのよねえ」「そうなのよねえ」ときまり悪そう。
 別にお菓子売り場で再び出くわしたことを恥じる必要なんぞないだろうに、野菜売り場や精肉売り場で会ったときとはまた別の、ある種の羞恥みたいなのがあるようでして、やけに会話が多くてテンションが高いおばさま達であります。
 でも、その気持ち私も分かるような気がする。
 野菜や精肉、鮮魚なんかと違って、お菓子ってほんっとに自分が「食べたいっ」と思うものを「漁って」るわけで、それは例えば精肉売り場で豚バラ肉のグラム単価を気にしてたり、脂身と赤身の比率を比べたりしながらトレーを手にしてる表情と、製菓売り場でチョコのたっぷりついたクッキーはどれか吟味している表情との違いに端的に表れているような気がする。肉や野菜は家族のための、あるいはこれから作る料理がなにかによって素材をちゃんと選ばなきゃならないという責任感を持ってみんなスーパーに来てるわけだから、なにやっても(トレーをあれこれひっくり返して日付の新しいものを探しても)偉いのであるけれど、ことお菓子となると、特に女性は本能で選ぶ部分があるので、わりと呆けた顔して選んでいたりして、面白い。つうか、それって自分にも当てはまるわけで、スーパーのお菓子売り場に知り合いがいたら私はそーっと気づかれないうちに退散するかもしれない。
 たぶん、スーパーのお菓子売り場にいる自分を見られることは、耳かきをしている自分の表情を見られることと同じくらい恥ずかしい。でも、不思議なことに、コンビニではそういうことがない。あ、分かった、コンビニのお菓子売り場には老若男女いろいろいるけど、スーパーのお菓子売り場はたいてい子供か女性だから、ついつい鎧脱いじゃってるのかも。
 で、言い訳しておきますと、そのスーパーの2階はお菓子だけじゃなくて、日用雑貨とか乾ものとか乳製品とかがあるので、私はそれらを見に行ったのです。自分でもちと偉いと思うのですが、この2ヶ月くらい、スーパーでお菓子を買ってません。あんまりお菓子食べたいと思わなくなったのは何故か知らないけど、すごい進歩じゃん、と思います。


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