あたろーの日記
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2004年06月13日(日) 多国籍軍参加?

 旧暦4月25日。
 日米首脳会談で小泉首相が、主権移譲後のイラクでの多国籍軍への自衛隊参加させることをブッシュ米大統領に伝えて、それを慌てて追認する形で与党が多国籍軍参加の支持を表明。
 すでに非難の声は上がっているけれど、ほんとに、いつ、日本国内で多国籍軍参加についての議論がなされたのか。現在行われている自衛隊のイラク派遣でさえ国内を二分するほどの重要な問題で、それについても十分な議論がないのに、まさになし崩し的に自衛隊の活動範囲を広げているとしか思えない。
 少し前の4月30日、自民党の安倍幹事長がアメリカで講演したという記事を読んで、非常に奇っ怪な印象を持ったけれど「集団的自衛権行使へ改憲の必要性強調 安倍氏が米で講演 」(朝日新聞4/30)、では今回の小泉首相の多国籍軍参加表明は、“平和憲法”について「マインドコントロール」(安倍幹事長)にかかった日本を救うための布石になりうるとでも解釈すればよいのか。・・・ついでにこの安倍幹事長の「マインドコントロール」発言、アメリカでの講演だからでは許されない、十分に不適切な問題発言だと思うけれど、この講演についてマスコミがあんまり深く追求しなかったのが残念。
 それにしても、憲法改正についてはこれから十分過ぎるほどの論議がなされなければならないはずなのに、自衛隊の海外派遣(イラク以外にインド洋などにも派遣されている)、さらにはイラクでの多国籍軍参加、と、先に既成事実を作ってしまってから改憲問題を追いつかせよう、とするやり方に大いに疑問。しかも、そのために現在の憲法が、最も大きな特色である第9条について、すでに成文法として正しく機能していないのではと危機感を抱かせるほど曲解されている。。。
 国際情勢の現状に即しての自衛隊海外派遣の是非を視野に入れて、憲法改正論議を進めていくのは、今、必要なことかもしれない。戦後生まれで、義務教育を通じて日本の「平和憲法」について教わってきた1人として、まだまだ自分の意見も持てないほど分からないことだらけだけど、だからこそいろんな人の考えを知りたいし、どんな論議がなされているのか確認したい。
 
 だけど。。。
 アメリカが仕掛けたイラク戦争について、「米国の大義」と持ち上げて支持し、戦争そのものについてまったくの受け身でしかない日本政府とそれに追従するマスコミと、ほんとに平和ボケしちゃって(私も)なおかつ何でもかんでも右へ倣えの国民に、今、憲法論議をちゃんと続けるだけの基礎体力が果たしてあるんだろうか、と、不安に思いつつ、私ももっと勉強しなくちゃ、と反省しました。
 
 


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