あたろーの日記
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2004年05月08日(土) 神保町で。

 旧暦3月20日。
 
 六本木ヒルズで明日までやっている「イノセンス都市の情景展」を見てから神保町に行こうと思って家を出たけれど、身体がだるくて足が重い。さすがに電車にしたけど、とてもとても、混んでいそうな六本木ヒルズは歩けない、と、神保町で途中下車。古書会館に行ってから、靖国通りの古書店をざっと見て回るも、身体も頭も動かない。自宅で大人しくしてたほうがよかったかも。
 それでも、古典全集の「江戸繁盛記」と山東京伝の黄表紙が入った2冊、安く入手できてちょっと満足。それから品切れになっていた山田俊雄「日本語と辞書」(中公文庫)も買った。山田俊雄先生の、「新国語辞典」(角川書店)は中学時代から愛用しているので親近感あり。私にとって、この辞書は、三省堂の新解さんより引く頻度が高いです。買って23年間、一番お世話になってるかも。この辞書を薦めてくれた中1の時の国語の先生に感謝です。で、その、山田俊雄先生が執筆された「日本語と辞書」ですが、平安時代や近世の辞書・字書について考察されていて、とても面白そうです。・・・最後は三省堂に寄って、藤沢周平と岡本綺堂の文庫計3冊買って、もう限界。電車で爆睡して帰ってきました。明日は仕事なので早く寝ます。でも起きられるか不安。

 福田官房長官の辞任、ちょっと無責任、という気がした。頭にくることがあると、周りの人の迷惑も顧みずにプッツンして放り出すのはおぼっちゃん育ちだからかな、という、とても下世話なわたくしは思ってしまうのでありました。無責任に放り出してるけれど、実は計算ずくだったりするところが・・・。
 
 イラクでのアメリカ軍の虐待。起こるべくして起こったんじゃないの、という気が。アブグレイブ刑務所で起こっていることは、昨年アメリカがイラクを攻撃して多くのイラクの民衆を殺したことの延長線上にあるのであって、両者は繋がっているのだと思います。或いは最近フランスで放映されて論議を呼んだという、アメリカ軍兵士がアパッチヘリから敵か味方かはっきりしない、しかも怪我をしたイラク人をゲームのように撃ち殺した事実とも。・・・1年前にメディアで流れたイラクの子供達が爆撃で腕をもぎ取られ、親兄弟を失い病院で横たわる姿や、子供の亡骸を抱えて泣き叫ぶ父親の悲惨な写真に始まり、イラク人が裸でピラミッドのように折り重なったり、性的行為を強要されたり、刑務所で虐殺されたり、というのは、当然根っこのところで全部繋がっていると思います。
 いきなり飛ぶようでですが、人種差別の歴史が長くいまだに根強く残るアメリカ、白人至上主義のなせる業でもあるかな、と感じます。宗教や人種や民族や経済力軍事力などにおいて自分たちが優位であるという意識が、イラク侵攻や刑務所でのイラク人虐待に結びついているのではないでしょうか。ラムズフェルド、ブッシュはもちろん、今回ようやく発覚した刑務所でのイラク人虐待の写真に写っているアメリカ人達の表情を見ているとそう思わずにはいられません。
 もちろん、アメリカ人のすべてがそうとは思いませんが・・・アメリカが今イラクで行っていることは、ナチスドイツと同じじゃないかとまで思ってしまいます。


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