あたろーの日記
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旧暦3月4日。 我が家の近所にあって一番多く入りに行く銭湯の浴室には壁の富士山がない。というか壁絵すらない。ただ、広くて新しくて露天風呂やジャグジー、打たせ湯もあるので快適。とても気に入っています。 でもあちこちの銭湯に行ってみたいので、通勤含め、外出時は基本的に毎日お風呂道具も鞄の中に入れており、煙突の前を通るとふらっと立ち寄ります。だいたい焼き鳥と銭湯のお湯の匂いに弱いんですね。また、自転車通勤だと、銭湯に寄って洗い髪のまま、化粧もとれたすっぴんのままでも、臆せず乗って帰れるから嬉しいです。夏の夜なんか最高に気持ちいいよ。 ところで銭湯の壁の絵に戻りますけど、私は単純なので、初めての銭湯に入り、浴室の奥、湯船の背景にででーんと壁画が描かれてるともうそれだけでわくわくしちゃって、うおおおっと叫びたくなる位嬉しくて、急いで服脱いで浴室に飛び込んでいくわけです。で、身体洗ってる間も早く湯船に浸かりたくて全然落ち着かない。ようやくお湯に入ると、壁画のほうを向いて、しばしボケーッと絵の風景に見とれてます。 壁画が富士山だと、すこぶるコーフン。銭湯に富士山、の当たり前のような組み合わせなんですが、最初にこの発想した人って偉いですよね。湯船に浸かりながら富士山を望む。これで1日の疲れが吹き飛ぶんですよね。この、チープでキッチュな富士山。湯船の向こうにデデデーンとそびえる富士山。かつては江戸のいたる所から眺めることの出来た富士の山。今じゃ運良くビルの谷間にかすむのを目にすることが出来るかどうか、程度ですが、ところがどっこい、風呂屋の壁には紛れもなく堂々たるお姿です。思うに、私は地方出身だから、それも山には囲まれども富士山は見えない新潟から東京に出てきた者だから、よけいに富士山に対する憧れのようなものがあるんじゃないかと思います。これが、異様に興奮する理由のひとつですね。
えーと、それから、銭湯の富士をこよなく愛し、絶賛したい私でございますが、実はそうはいかのきんもくせい。 男には分かるまい、でも女には分かる。 銭湯の壁画の富士山はですね、ほとんどが男湯側に描かれてるのです。一応ね、女湯の湯船からも富士山は見えるこたあ見えるのですよ、斜めの角度から、男湯の壁の富士を。特に、浴室の天上の高い大きな銭湯なんかだと、脱衣所から浴室の壁の富士山がでーんと見えて、嬉しくてドキドキしながら浴室に入っていくと、壁画の下には真ん中に男湯と女湯を隔てる仕切りの壁があって、富士山は男湯のほうにあったなんてこと、多いです。そういう時は馬鹿みたいにお湯の中から男湯の壁の上のほうに顔向けて恨めしそうにしてます。男に生まれれば真っ正面から富士山を拝めるのだぁ・・・んーなんとまあ悔しいことよ。。今ここに書きながら、女湯で富士山を間近に見れた銭湯なんてあったかと思い出そうとするのですが、残念ながら記憶にない。 で、今夜は我が家に2番目に近い、ここもお気に入りの銭湯に行ったのですが、ここは壁の絵が富士山こそないのですが、海に浮かぶ小島やヨット、海面を望むように生えた松の絵なんかがちょっとリゾート気分で好きなんです。番台のおばちゃんの笑顔もいいし。・・・が、今日そこの湯船に浸かりながら壁の海辺の絵を見ていて、はたと思いました。ここの銭湯は女湯から男湯の壁はまったく見えないのですが、まさか、まさかとは思いますけど、男湯には女湯の壁画のつづき半分が描かれていて、そこにまさかとは思いたいのですが、そこに富士山があったりはしませんよね。なんでそんなこと思ったかというと、先日入って男湯のほうにある富士山に非常に嫉妬したとある銭湯の壁画と、今日行った銭湯の壁画の雰囲気、風景が似ているのです。たぶん描いた人も同一ではないかと。まさかとは思いますが、向こうの男湯には富士山がっ!今度番台のおばちゃんに聞かなきゃ。そしてなんとか、「男湯に富士山なんてありませんよぅ」という返事を貰わなきゃ落ち着かない。
それにしても、なんで男湯だけにしか富士山はないのか!? ひとつの銭湯にふたつの富士山があっちゃまずいのか!? 女湯にも富士山の絵を描いてよーっ! /本気で怒ってます。
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