語るに落ちる。 - 2002年05月06日(月) 「どうでもいいけどさ。食事中煙草吸うのやめろ。飯がまずくなるだろ」 「たかがファーストフードでガタガタ言うなよ」 「つうか煙草吸うのやめろ」 「お前も吸ってたじゃんか」 「もう何年も前の話だ。それに、お前と俺は関係ない」 「いまさら関係ないとか言うなよ」 「じゃあ腐れ縁だな」 「はっ。まあたしかに煙草は体に悪いけどよ、止められねえんだよ」 「吸いすぎるからだ」 「そうなんだよな。吸いすぎる、すると止められなくなる。単純かつ明確な答えだ」 「俺はお前の体も心配している。きっとお前の肺は真っ黒だ」 「上等だよ。それこそ男の証だ」 「そんな証いらない」 「硬い事言うなよ。お前は日に一本のペースだったけど、俺は日に一箱だ。この時点で勝負はついてるだろ?」 「勝負ねえ。争いごとは嫌いなんだけどなぁ」 「まあ、もう俺と煙草は切っても切れないね。俺とお前の関係みてえだ」 「笑えないジョークだ」 「ジョークなもんか、本当の事だ」 「だから笑えない」 「俺の事嫌いかよ」 「別に、好きか嫌いかで言ったら好きなんじゃない」 「ほら、お前も俺と一緒にいて心地良いんだ」 「そんな事を話してるんじゃない。俺が言いたいのは、俺が東京から大阪に帰る度にお前は煙草の本数を増やしてる」 「お前を待ち焦がれてるのさ。へっへっへ」 「ハア…とにかく、少しは控えろ。お前はまだ未成年だぞ」 「お前もだろうがよ」 俺と友人の会話を、お洒落に、そしてアメリカンにするとこんな感じ。 -
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