心の闇  2008年04月14日(月)
心の闇が広がって理性の光を丸く包み込んでゆく、時間の感覚が麻痺して吹っ飛び、闇が色んなものを覆ってゆく。眼が日食の影に落ちたこの世を見ているのか、眼球が瞼の裏を見ているのか、視神経が冒されているのか。もう二度とまともな世界には帰りませんと言い残してきたからきっと大丈夫、はらはらと落ちていく大柄な花弁のように、多くの現実感が手放されて、私は君の記憶もろとも分離する。
寝ます。暫らく。
けど誰に言い残していけばいいのか解らない。じきに眠りを割いて脳裏にまた新しい光がささくれだって囁いてくる。「おまえは誰だ?」 やめておいてほしい、もう不確かな問題には触れずにおいてくれればいい。心の闇が加速して具体的な色彩を覆い尽くしていく。小さいけれど強い日食の始まり。この眼はもう私の脳内ぐらいしか見えてない。
ここは何処だ、




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