告白。ただ、どうしようもない、告白。

2003年04月25日(金) 日曜日までに入院させないと、私は姉を殺します。

日曜日の夜。
姉はまだ祖父母の家にいる。
私は心の底から絶望した。

手当たり次第に皿を割った。
居間にある棚を倒して中身をぶちまけて、棚さえも蹴って壊した。

泣きながら棚を壊す私こそが、気違いなんだろう。

私はただただ姉を憎む気持ちを強くしながら、棚を壊して居間をめちゃくちゃにした。

それでも母は、呆れだけを表情に乗せて、それ以上は何もしなかった。

「ご苦労さん。」

なんて言葉を口にして、簡単に片づけをしだした。



なんで分かんないの!?
私がここまで言ってるのに!
こんなにも姉を拒否してるのに!
それでも火曜日まで待てって言うのですか?

壊して壊して母に訴えて。
それでも母は私の行動をただ流すだけで受け止めてくれなくて。

なんでそこまでして姉を入院させないのか理解できない。

姉さえ入院すれば私はこんな事しない。
入院させさえすれば私の気持ちは落ち着くのに。

そう訴えたって、結局姉が入院したのは母が最初から言っていた火曜日。
前日、月曜日の私は。


一つめの告白。




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深海 [MAIL]

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