告白。ただ、どうしようもない、告白。

2003年03月19日(水) 瞬間湯沸し器?

私の家と、祖父母の家は、隣同士。
私の余りの荒れっぷりに、最大限の譲歩か、姉はその日から祖父母の家で寝起きするようになった。
接触する機会は減った。
でも、落ち着かない。
姉はいつでも自由に行き来できる距離にいる。

繰り返し訴える。
姉を入院させて。

返ってくる苦笑い。
火曜日まで待って。

繰り返し。
皿を割る。

苦笑い。
苦笑い。



割れた皿が床に落ちている状態の時に、姉が来た。

姉が、来たんだ。

一気に押し黙る私。
口を開けばきっと酷い言葉しか出ないと分かってる。


姉は床に落ちている皿の破片を見て言った。

「こんなんしてもお母さんを困らせるだけやで。」

カッとなった。

私の心を乱しているのはアンタの存在だ。
アンタさえいなければ私はこんなことしない。

口を開けば酷い言葉しか出ないと分かっている、だからそう思っても黙ってた。

そんな私に姉は言葉を続けてきた。

「こんなんしても無意味やで。
 なにしてんの?」

正論だね。
ああ、正論だ。

だけどアンタにこそ言われたくないんだ。


口を、開いてしまった。

「…は、アンタにだけは言われたくないわ、気違い。」






↑エンピツ投票ボタンです。


 < 過去  INDEX  未来 >


深海 [MAIL]

My追加