timakiの日記
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何処へでも行ける切手 King-Show 怯えた男は 許しを請うように うつろに笑って 両手を差し出し
紅茶の染みた 切手をくれた これさえあれば 郵便配達の 鞄に潜み 何処へでも行ける
トカゲより早く カモメより遅く 自転車にゆられ なだらかな夜に 闇の右手に 宝石のように 時に光るのは いたづらをして 捨てられてしまった 子どもたちの楽園
包帯で真っ白な 少女を書いた 切手をもらって 何処へでも行こう
闇の右手に 宝石のように 子ども達の楽園 アコーディオンを弾いておくれ お別れみたいにさ
休みの国で 女に出会って 郵便配達は 自転車を捨てた
けれど僕には 切手がある しばらく待てば 郵便配達も戻るだろう 何処へでも行ける
沢山のたわいのない 街をゆきすぎよう 終わりなく続いてる 包帯をおいかけ
闇の、闇の右手に 光輝く宝石のように 子ども達の楽園 もう一度、もう一度アコーディオンを弾いて お別れみたいにさ
神様に おまけの一日をもらった少女は 真っ白な包帯を顔中にまいて 結局部屋から出ることがなかった 神様は憐れに思い 少女を切手にして 彼女がどこにでもいけるようにしてあげた 切手は新興宗教のダイレクトメールに貼られ すぐに捨てられ その行方は誰にももうわからない
timaki

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