日記ふう雑感 ひとりごと
DiaryINDEXpastwill


2004年10月22日(金) 哲学講義

面白かった!
学問の世界にじっくりと座り込んでいられる時間を満喫した。

まず、話が具体的でわかりやすい。
無駄な言い回しや繰り返しがないので聞き易い、と同時に、
ひと言の聞き漏らしも許されないので緊張感が持続する。
(とても眠ってなどいられない。)
質疑応答を想定した話であるというのが明らかなので、聞きながら思考できる。

その質疑応答がまた面白い。
やり取りを聞くことによって、問題点が明らかになる。
これは当たり前のことのように思えるが、
「Aはどういう意味ですか」「それはBです」「わかりました」式の
質問者が満足を得られる終息型ではなく、
出された問題点を講義する者がどのように問題にするか式の、
”答える方が何かを得て帰ろう”という発展型である。
これは面白い。
講義の本音が語られる。
そして次へのステップが垣間見える。


話手が誰であれ(自分に近しいとかそうでないとかは関係なく)、
ああいう講義は非常に楽しい。

レジュメを見ただけで、与えられた時間がどう推移していくか想像できてしまう講義ほどつまらないものはない。
そんなことはなかろうと思って望んで全く想像通りだった時のあの空虚感。
時間を無駄に使ったーという後悔の念。

そういうものとは全く無縁の講義スタイルである。

アメリカの大学では当たり前のことのようであるし、
最近は日本でも外国の先生が講義を持つことは少なくないので、
そう驚く事でもなかろうと思うだろうが、
ナマのアメリカンスタイルが日本語で為されるというのは興味深い。

本当に久しぶりで脳みそに刺激を受けた。

何と講演の後、そうそうたる先生方との食事会にも参加させていただき、
更に脳みその別の部分を揺すぶられた。
聞いているだけでも我を忘れて面白いと思うという経験はそう多くない。
話題すべてが自分にフィットするのだ。
そういう場があったという事が本当にうれしかった。

今月31日(日)金沢大学で同じ内容の講演が為される。






Hiroko |MAILHomePage