遺書

2006年12月29日(金) 1360 銀色napolitain

手にした銀色を握り締めて
向けるのは己が敵ではなく己自身
手首から零れ落ちるそれを
君は綺麗だと言う
私には目を開けて見ていられない光景なのに

君はすぐに誰にも必要とされてないんじゃないか
誰も必要ないじゃないか
不安や怒りですべてをあきらめて絶望している
だのに何故君は
人々と生活し、笑い
そして、自分を傷つけているのだろうか

本当に何も必要ないなら
私と共に眠りについて
世界の終わりを待っていてよ

それを君は拒否する

君は誰にも必要とされたくて
誰もを必要としたい優しい人

君の優しさをわからない世界など
滅んでしまえばいいのだけれど
君が生きていくことを望むから
私はただ君の近くに居るよ

終わりならいつでも私がつけてあげるから
君はもがいて、あらがって
いつか笑顔を手に入れて

それが駄目なら銀色を握らずに
私の手を握って
そのときは一緒に落ちよう

どこまで?
どこまでも


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