遺書

2006年10月13日(金) 1283 殺戮

電気の力で他の世界へ介入し
滅びかけた世界の敵を
存在しないはずの私という勇者が
薙ぎ払う

世界を救う為にと、私は多くの敵を倒してきたけれど
これが本当に正義であるかはわからない
勧善懲悪のストーリーはいくらでもあるけれど
この世界がそれであるとは限らない

エンディングはある
けれどそれがバッドだかグッドだかはわからない
エンディングを見るためだけに進んでいく

世界を救うための戦いは
終わりへと向かうたびに
私の存在を消そうという
世界自体の存在は強くなり
その度に私は与えられた体を
より、自分の手足をする術を覚え
強くなったとも言える結果
フィールドには何一つ残ってはいない
多くの敵の屍の上で
私は本当に正義なのだろうか
フィクションの世界であろうとも
迷ってしまうほどの
殺戮を


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