遺書

2006年06月21日(水) 1169 反省文

夕暮れのオフィス、

私と私の世界は赤く照らされている。

そこにはただ作者である私と、

何かのオマージュである編集長が居る。


静止した世界で最初に動き出したのは私で、

「すいません、編集長。

 時間がなくて書き上げられませんでした。」

と言った直後、

編集長は右手を握りしめ机を強く叩いた。

「おめぇは読者さまをなめてんのか。

 おらぁ、おめぇをそんなヤツに育てた覚えはねぇべ!」

宙を浮いていた彼の左手の行方は私の右頬だった。

夕陽に照らされた頬がそれ以上に赤く染まる。

痛みに手を当てながら私はただ、涙を流して反省をするしかなかった。


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