私が自身の心をイメージすると、 濁った海が見え、その奥には壊れた人形が待っている。
昔は大地だった場所に壊れた人形はくったりと倒れていて、 私に起き上がらせてもらうまで待っている。
日々、海は深度を増していく。 今、私が立っている場所は海が出来た頃とは ずいぶんと離れてしまっている。
私が壊れた人形を抱きかかえに行こうとしても、 それとの間には海水という不可解な隔たりが存在し、 強い意志や理由が見つからない限り、実現不能。
無意識のうちに作られた人形や海は、 私にとって何なのかはわからない。 これはきっと、死んでもきっとわからない心の問題。
だから、こうして新しい壊れた人形を抱いて、 海を眺める、浜辺を歩く、そうすることしかできない。 これはたぶん、私が私である限り永遠に続く作業で戦いなのだ。
すべては私自身。 (そう、私自身。)
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