遺書

2005年12月27日(火) パンのみみたぶ

つたつたと耳の上を歩く小人が
探しているものは

この世に存在しないもの

自分の耳には在るというのに
いくらさがしても
それは見つからないのです

これでは困ると、彼は
無地の旗に みみたぶ と書いて
そっと、隅っこに挿す

見つからないので、此処がみみたぶと言うことにしよう

そして、それから始まり
今みみたぶと言われているものはそれです

どこにもないものなのだから
一人がそうと決めたとき
それは初めて世界に具現化される

誰も見たことの無い世界を
初めて見た人間が、世界を生むのだ

990日目 1,038作品

そういうことなのだ。


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