つたつたと耳の上を歩く小人が 探しているものは
この世に存在しないもの
自分の耳には在るというのに いくらさがしても それは見つからないのです
これでは困ると、彼は 無地の旗に みみたぶ と書いて そっと、隅っこに挿す
見つからないので、此処がみみたぶと言うことにしよう
そして、それから始まり 今みみたぶと言われているものはそれです
どこにもないものなのだから 一人がそうと決めたとき それは初めて世界に具現化される
誰も見たことの無い世界を 初めて見た人間が、世界を生むのだ
990日目 1,038作品
そういうことなのだ。
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