| 2005年08月04日(木) |
重要文化罪 #030804 |
コンクリートの四角い部屋に、黒いイスがひとつ そこには僕が座っていて、ただ死をまっている
あなたを逮捕します、 と、突如あらわれた黒衣の女性は言う
目の前に拡がる絶望のかけら(逮捕される理由などありません) 事実、事情に希望を馳せては(自分は何もやっていないのです) 女性の言葉で打ちくだかれる(いいえ、あなたは罪人です)
特定取調所たる場所に連れて行かるる途中 自分は何をした? と、聞くと あなたは重要文化罪を犯しました と、女性は熱を帯びぬ声で言う
聞き覚えのない罪状 いつも傍にあるらしい罪 かけがえのない 存在を侵してしまった罪
聞き覚えがない罪ですねと言うと 女性とその仲間は聞き覚えがないのは当然であると言った 一般市民が生活する上で通常ひっかかるはずのない罪だからだそうだ いったい自分が何をしたと言うのかと尋ねれば あなたは侵してはならないものを侵しました、それは文化です と言うのだ
近過ぎて気付かなかったんだろうね 気付いたときには遅すぎて それはいつも 無関心であり、関心されるべきであり、絶対的なモノだった
では、なぜ自分がそれにひっかかったのかと尋ねれば 十数項目の疑惑があるので簡単には言いにくいが、 ただあなたはふつうではない生活をしていたでしょう? と、言う
いつしか消えてしまう文化 大切な文化を残すため この日の文化を 後世に届けるため
それを忘れた僕は過ちを、してしまったらしい それを気付かぬ僕は過ちに、なってしまったらしい 遠い未来を見据えなければ、生きてはいけないらしい
ゆえに、今僕はこうして死を待っているらしい
days848/work895:13min00sec〜 coment:03.08/04の詩は著作権違法っぽさたっぷりなので、 自分の作品と思えるものを改造しました、さ イメージリアライズ失敗
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