遺書

2004年10月28日(木) The beginning of a tale.

他人の都合で書き換えられた世界
自分が世界の中心と思い込む人々による可能性の封鎖
広がりすぎた宇宙
知り尽くした世界
限りない夢の果て
朽ち果てた思い出

崩れ落ちたビルの上
穴があくほど空を見つめた
街の残骸の上
何かを掴むように手を伸ばした

風も海も声も彼の思い出さえも
間違えた歴史に飲み込まれ
消されて行くにはあまりにも綺麗過ぎた
権力者による独占
全てを書き換えたのはあの右手

全てが朽ち果てたその上に立って
彼は、愛でも空でもない
ただ敵を見つめて
それを武器に、チャリンコに詰め込んで
走り出した


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